エンタがビタミン

writer : miyabi

【エンタがビタミン♪】“ストリップショーの照明係”を元・光GENJIの諸星に命じた。ビートたけしの思惑。

伝説の男性アイドルグループ・光GENJIで人気ナンバー1だった、諸星和己(41)。今から17年ほど前のこと、ジャニーズ事務所から独立後、全く仕事が無くなってしまったという。さすがの諸星もその頃は将来について悩み苦しんでいたが、そんな彼の話を毎日のように親身になって聞き励ましてくれたのが、ビートたけしだった。

アイドル時代から諸星和己は芸能界で“大御所”といわれる人物から可愛がられることが多かったという。5月30日深夜放送の『タカトシの時間ですよ!』(TBS系)では、当時の音楽番組で司会を務めていたタモリや黒柳徹子とのエピソードや、諸星が“人生の師匠”と慕うビートたけしとの思い出を語った。

諸星は一度たけしに誘われ『たけし軍団』に入ったが、たけしが付けてくれた“諸モロ出し”という芸名が嫌ですぐに脱退したそうである。しかし、一時は芸能界に嫌気が差し引退を考えた諸星を、引き止めたのもたけしだった。仕事を抜きにして食事やお酒を共にしながら、毎日のように一緒にいてくれたのだという。時には諸星の家に浅草のストリッパーを呼んで、ストリップショーをやったらしい。そんな時、たけしは諸星に照明係を命じ、自分はのんびりストリップを楽しんでいた。「ちゃんとやれよ、よく見えねぇだろ!」などと散々文句を言われながら、師匠の命令に従っていた諸星。さすがに耐えられなくなった彼に、たけしは「お前は今まで苦労したことが無いだろう」と話し始めたそうだ。そして「正面から照明を受ける人間の考え方」ばかりではなく、照明の当て方によって見え方が違うことを諸星に気付いてもらい、人生には多様なモノの考え方があることを学ばせたかったのだという。芸能界に残るにしても違う道を歩むにしても、トップアイドルのままの思考では人生は成功しないということを、たけしは伝えたかったようだ。

たけしは諸星の進むべき道に関して自分の考え方を押し付けたり、命令をすることはなかった。ただそばにいて話を聞き、進むべき道を自分で決められるように手助けをしていただけだったようだ。諸星が芸能界にとどまり渡米を決心した時、たけしには大変世話になったと彼はひたすら感謝の言葉を述べたという。

最近のテレビ番組での諸星はスタッフの期待に応えようと、喋り過ぎる傾向があるように見える。アイドル時代の暴露話での出演が多いが、本当は今、何がしたいのだろうか。警戒心が強く本音をなかなか見せない諸星だが、ぜひ聞いてみたいものだ。
(TechinsightJapan編集部 みやび)