エンタがビタミン

writer : naomaru

【エンタがビタミン♪】「殺そうと思った」。南キャン・しずちゃん、ボクシングにのめり込んだきっかけは山ちゃんへの怒りだった?

お笑い界では希少な男女コンビの南海キャンディーズ。「山ちゃん」こと山里亮太が「しずちゃん」こと山崎静代のお笑いセンスに感動し、一方的なアプローチの末コンビが結成されたのは有名な話である。そんな南海キャンディーズの2人が“ネタ”ではなく実際に険悪な関係の時期があったことを、山ちゃんは『JUNK 山里亮太の不毛な議論』(TBSラジオ)で明かしていたのだ。

2007年しずちゃん出演の映画『フラガール』が公開され話題になっていた時期だ。しずちゃんがテレビや映画に露出していく一方、なかなか出て行けていない山ちゃんの嫉妬からくるものだったのかも知れない。ある日、舞台の直前に突然髪を茶色に染めてきたしずちゃんに「雰囲気も変わるし、笑いがとりにくい」と舞台ソデで山ちゃんが文句を言った。謝るしずちゃんに、「俺はプロだから」と言いながら何事もなかったかのように、本番に出たのだという。しかし、その日のネタの中で“しずちゃんが失礼なことを言う山ちゃんを叩く”というシーンがあった。結成以降、一度も怒り返したことがなかったしずちゃんであったが、このときは溢れ出た怒りともに掌底打ちが繰り出され、山ちゃんが膝から崩れ落ちた。山ちゃんは「その日から、しずちゃんはボクシングにのめり込んでいったようだ」と語っていた。

それを裏付けるエピソードもある。後日、山ちゃんがしずちゃんの通っているジムに取材に行った時、トレーナーはしずちゃんの実力について「肉体的なポテンシャルはスゴイ」とほめながらも、しずちゃんの弱点として“優しすぎるハート”を挙げ、怖くて人を本気で殴れないと説明した。そしてトレーナーが「本気で人を殴ったことはないか?」としずちゃんに訊ねると、たった一言「一度あります。心から殺そうと思って、殴ったことがあります」と山ちゃんを殴った日の話をしたそうだ。トレーナーは山ちゃんの話を思い出すようにと指示をしてからミットを構えると、音が全然違うことを発見したのだという。

5月9日深夜に放送された同番組では、最近のコンビ仲は良好だと話した山ちゃん。オリンピックの出場権がかかった選手権へ向けて旅立ったしずちゃんに「(準優勝した)2004年のM-1以降、ずっと(しずちゃんは)何か持ち続けているのでがんばれ」とメールを送ると、「天下一武道会で戦う気持ちでがんばります。オラ、強いヤツと戦いてー」とドラゴンボール好きのしずちゃんらしいリラックスした返信が来たので、ビックリしたという。南海キャンディーズ結成以降初めて笑えるメールだったと語る。山ちゃんは「イチャイチャしていると思われたくない」としながらも、相方は「ご機嫌だと思う」としずちゃんの精神状態へ太鼓判を捺した。

しずちゃんは12日からアマチュアボクシング女子世界選手権へ出場し、山ちゃんは現地で相方を応援する。
(TechinsightJapan編集部 佐々木直まる)