第4回AKB選抜総選挙の開票速報が5月23日に発表された。1位大島優子、2位柏木由紀と昨年の2位と3位だった2人がやはり票を集めている。しかし、AKBファンとして知られる経済アナリストの森永卓郎氏はこのままでは終わらないと読んでいるのだ。
「AKB48総選挙公式ガイドブック2012」はAKBメンバーもお互いの研究に欠かせないというほど充実した内容だ。森永卓郎氏はその中で“総選挙の予想”を記している。それほどAKBファンとして信頼されているのである。
5月27日に放送された『アッコにおまかせ!』では、23日にAKB48劇場で発表された速報結果についてその森永氏の意見を聞いた。
速報では1位の大島優子が1万5093票。2位の柏木由紀は1万2654票となっている。しかし森永氏は「大島さんは安泰ではない」という。「いつも2位が恐いんですよ」と彼はその理由を説明した。
2位になったメンバーのファンたちは「一気にいくぞ!」とさらにCDを購入して投票権を獲得。これまで以上のペースで票数が伸びて1位を抜く大逆転となる可能性は少なくないという。事実、昨年の速報は1位が大島優子、2位が前田敦子。一昨年には速報で1位が前田、2位が大島であり、最終投票結果ではいずれも逆転している。以上が森永氏の予想とその根拠である。
しかし、それはあくまで昨年までの結果を踏まえたもので、今年は少し状況が違うのではないだろうか。速報で3位となった渡辺麻友は1万1329票と肉薄している。彼女は新曲『真夏のSounds good!』のMVで若手メンバーのリーダー格として登場することから、“世代交代を暗示している”と話題になった。もし、2位の柏木と3位の渡辺に票が分散すると1位の大島が独走する可能性もあるのだ。
今年は前田敦子が卒業することに加えて、若手メンバーやSKE、NMBのファンも増えている。その為、順位の変動は昨年までとはかなり違った展開も考えられるが、1位争いはやはり現在の上位3人となりそうだ。
(TechinsightJapan編集部 真紀和泉)