SMAPの中居正広が、同じジャニーズの後輩グループ、Sexy Zoneから「司会者になるには?」という質問を受けた。それに対して中居は自分が影響を受けたのは「日本一の司会者と言われる人」だとタモリの名を挙げたのだ。
ジャニーズを代表するグループ“SMAP”と注目の若手“Sexy Zone”が4月27日放送の『ミュージックステーション』で共演した。同番組でジャニーズのグループが2組出ることも珍しいが、その中でも大御所と最年少グループという取り合わせが新鮮だった。
トークの時間もその2組のやりとりで盛り上がり、Sexy Zoneの松島聡から「司会者になるにはどうしたらいいですか?」と尋ねられた中居正広は「日本一の司会者といわれている人と、毎週生放送でお昼の時間に20年近くお仕事しているので…」と話し出したのだ。
それが“笑っていいとも!”でのタモリとの共演をさしていることは明らかで“Mステ”のMCでもあるタモリは「うまいね~」とつぶやいていた。中居は「その人から根こそぎ盗みました」と続けたのだが、それは冗談でもタモリへのお世辞でもなかっただろう。
今やレギュラー番組からスペシャル番組まで多くの司会をこなす中居正広は早い時期から本気でMCを目指していたのである。
中居正広が主演したドラマ『味いちもんめ』で共演した俳優の今井雅之は彼が「MCとかやりたい」と目標を語った事を証言している。それが1996年頃のことだ。
1994年に中居はトーク番組『ライオンのごきげんよう』で上半期もっとも面白かったトークをした者として“ごきげんよう大賞”を手にしている。すでにその道での才能に手応えを感じていたのだ。
そんな彼にとって“いいとも”でタモリと共演してきた日々はバラエティの進行や共演者との駆け引きなど全てが勉強となったはずだ。「根こそぎ盗みました」は本心と言えそうだ。
また、中居は音楽番組『うたばん』で石橋貴明(とんねるず)と長年MCを務めてきたが『芸能人に対して突っ込んで良い境界線』など彼から教わった事も大きかったのではないか。
中居正広はそうやってMCとしての実力をつけてきたのである。彼はタモリと自分の関係を例に出してSexy Zoneにも『そんなお手本を見つけろ』と教えたかったのだろう。
(TechinsightJapan編集部 真紀和泉)