SMAPの中居正広がテレビ番組で人気バラエティ番組「ライオンのごきげんよう」で大賞をとったことを明かした。
「ライオンのごきげんよう」は月曜日から金曜日まで基本的に毎回3人のゲストが司会の小堺一機とトークを繰り広げるバラエティ番組である。「笑っていいとも!」に続く時間帯の人気番組でもあり、毎年、年末頃に年間を通してトークが『もっとも面白かった、感動した』とされる人が『ごきげんよう大賞』に選ばれる。
7月12日に放送された「笑っていいとも!」の中でゲストへ『自宅にトロフィーがある? YESかNOか?』というアンケートを行った際にレギュラーメンバーもそれぞれの思い出を語った。その時に中居正広が「『ごきげんよう大賞』のトロフィー。あれ、捨てられないね」と明かして周囲を驚かせたのだ。よほどの中居正広ファンかごきげんよう通でなければ彼がその番組に出たことも知らないのではないだろうか。
中居正広が「ごきげんよう」に出演したのは1994年だった。この頃には年末でなく上半期、下半期に分けて『ごきげんよう大賞』を決定しており、彼は1994年上半期の大賞に選ばれている。大賞に選ばれたトークは次のようなものだった。「SMAPにはバラエティ班とドラマ班があって、木村くんと吾郎ちゃんはドラマ班、ボクと剛と慎吾がバラエティ班なんですよ。ドラマ班は“抱かれたいランキング”とかに入るけど、バラエティ班は10位にも入れない。だから『ボクもドラマやりたいっ』て事務所に頼んでオーディション受けたら合格して、台本も全部覚えて頑張ったんです。そしたら記者会見の前に『役から降ろされた』って電話があったんですよね。がっくりきたけどそのドラマを見ながら『台本のとおりじゃん、俺は知ってるんだ』って思うのが幸せでした」というような内容である。
この後、バラエティ班の草なぎ剛や香取慎吾、そして中居正広もドラマや映画で活躍するのだが、今でもそのバラエティ班が「笑っていいとも!」のレギュラーで盛り上げてくれているのも凄いことだろう。『ごきげんよう大賞』を手にするのはかなりの難関で、トークのうまさはもちろん必要だが、話の内容と小堺一機やゲストとの相性もあるので話題選びのセンスも必要なのだ。これまでに現役のアイドルで大賞を手にしたのは(1994年の磯野貴理子をアイドルに含まなければ)中居正広ただひとりなのである。そんな思いもあって彼も「あれは捨てられない」と語ったのだろう。
(TechinsightJapan編集部 真紀和泉)