エンタがビタミン

writer : maki

【エンタがビタミン♪】「アイドル嫌い」「本気で掴み合い」。中居正広と今井雅之が“盟友”になるまで。

俳優の今井雅之がドラマ「味いちもんめ」シリーズで共演した中居正広との意外な関係について明かした。

1995年に放送されたドラマ「味いちもんめ」はSMAPの中居正広が主演して人気となり、翌年には続編の「味いちもんめII・京都編」が放送された。内容は料理人として修業する伊橋悟(中居正広)が先輩達に厳しく鍛えられながらも成長する物語で、今では少なくなった先輩後輩の礼儀や体を張って指導する姿が新鮮でもあり見どころだった。京都編で料亭「登美幸」の先輩、横山剛を演じたのが今井雅之だったのだ。

7月6日に放送されたテレビ「ライオンのごきげんよう」に今井雅之が出演した時に、その中居正広との話をしてくれた。これまでにも彼は「味いちもんめ」での中居正広とのエピソードを話したことがある。それは掴み合いのシーンでは撮影を終えてもしばらく腕を放さなかったほど険悪な雰囲気だったというような内容だ。確かに、ドラマでも2人の争うシーンは臨場感があり本当に仲が悪くなったというのも頷けるものがあった。

だが、それには後日談があったのである。今井雅之は確かに中居正広のことを嫌っていた。初めは…である。彼によると掴み合いのシーンでは一度や二度ではなく、いつも掴んだままお互いにらみ合い本気になっていたと言う。撮影が終わってシーンをチェックする時も2人は離れて別々のモニターを見て、決して近寄らなかったそうだ。だが、ある日楽屋で今井雅之と中居正広の2人きりになった時のことだ。中居が彼の横に来てタバコを吸いだしたのだ。「おまえ、タバコ吸っていいですか?とかあるやろ!?」と今井がブチ切れそうになった時だ。中居正広が「今井さん、アイドル嫌いでしょ?」と口を開いたのである。いきなり問われて今井も「そういうわけじゃない」とドギマギしてしまった。それをきっかけに会話するようになり、今井が「俺は芝居しかできないが、お前は歌とかも歌えるだろう」と言うと、中居が「歌えないんだよねー。マイク入ってないし」ととぼけながらも「MCとかやりたいんだよね」と本音を語りだしたのである。今井は自分が役者を目指すことと重ね合わせて「こいつはしっかりと目標をもってやってるんだ」と中居を見直したのだ。

そんな中居正広が今井雅之に言ったのが『記録に残るより記憶に残る芸能人になりたい』との言葉だった。すっかり意気投合した2人はそのまま飲みに行き朝まで飲んでから翌日撮影所に向かった。以来、そんな関係が続き、今でも2人でよく飲みに行くそうだ。お昼の番組で中居正広が寝ぼけている時は今井雅之と飲んだ後なのかもしれない。
(TechinsightJapan編集部 真紀和泉)