フジテレビで放送された『タモリ・中居のコンビニでイイのに!?』では、4月スタートのドラマ出演者が花見という設定でトークしながら番組の紹介を行った。進行を務めた中居正広が出演するドラマは同局系列にはないのだが、彼は他局の主演ドラマを口にしたのだ。中居の大胆な行動に共演者もリアクションに困っていた。
昨年からフジテレビの新ドラマを紹介する特番では、タモリと中居正広によるドラマ出演者との宴会形式でのトークが行われている。2012年4月スタートのフジテレビ新ドラマ紹介を目的として、4月9日に『タモリ・中居のコンビニでイイのに!?』が生放送された。
2時間以上にわたり各ドラマが紹介されて、最後に残ったのがユースケ・サンタマリアが出演するドラマ「家族のうた」だった。主演はオダギリジョーだが、ユースケが宣伝隊長となっているようだ。彼が持ち出したDVDを観ながら中居は「このドラマはいつから始まるの?」と尋ねると、ユースケが「4月15日の日曜日の9時からです」と説明した。
すると、中居が「このドラマは絶対に当たる!」と太鼓判を捺したのだ。「絶対に“アタル”」と繰り返す中居を不審に感じたユースケは、その真意に気づき唖然とした。「ひょっとして俺達“裏”なの?」とユースケは、中居が主演するTBS系日曜劇場「ATARU」を暗に宣伝しているのではと指摘したのだ。
「“裏”なんて知らないよ」と中居はそ知らぬ振りを通すと、「日曜9時はアタルでしょう?」とさらに続ける。この頃には周囲も気づいて苦笑しながら2人のやりとりを見ていた。
ユースケがついに「それ自分の宣伝してるでしょう?」と中居に確認するが、「なんのこと? このドラマはずれるの?」と逆に聞かれて「アタル」とユースケまでもが口にしてしまう。
他局のドラマを宣伝する掟破りの行為に出た中居に共演者もなんと返して良いか分からず、最後まで傍観していたのである。
一方で自らの主演ドラマをアピールできた中居は安心したのだろう。ドラマ「家族のうた」の相関図を紹介する時に、「“ATARU”の相関図」と言い間違える始末だ。さらには主演のオダギリジョーを「おだわらじょう」と噛んでしまい、共演者から「“小田原城”じゃないんだから」と突っ込まれていた。
フジテレビの生放送。しかも“新ドラマ”の紹介特番でTBSのドラマをさりげなく宣伝するとは、バラエティに通じた中居正広だからできる離れ業だった。
(TechinsightJapan編集部 真紀和泉)