エンタがビタミン

writer : maki

【エンタがビタミン♪】「ストレートの握り方教えて…」。中居正広が投げたプロ野球開幕戦、始球式の裏側。

プロ野球が開幕した3月30日。福岡Yahoo!JAPANドームで行われたソフトバンクホークスVSオリックスバファローズの試合で、始球式に中居正広が登場した。野球通で知られる中居はド真ん中にストレートを投げ込み場内を沸かせたのだが、その裏にはある名選手からのアドバイスがあったのだ。

セ・パ両リーグが開幕した3月30日は、東京ドームで行われた巨人VSヤクルト戦でアイドルグループAKB48のメンバーが国歌斉唱を行い話題となった。

この日、昨年の覇者である福岡ソフトバンクホークスの開幕戦で始球式を務めるために福岡Yahoo!JAPANドームへ到着した中居正広を、地元のテレビ番組『ナイトシャッフル』(FBS福岡放送)が直撃取材した。

しかも、同番組のレギュラーで“完全試合男”の元プロ野球投手、今井雄太郎が中居とのキャッチボールを申し出たのだ。その様子が4月8日に放送されたが、中居も名選手との出会いに嬉しそうだった。

中居がドームにタクシーで乗り付けて控え室まで歩く数分間。フジテレビの取材などがあり、なかなかFBSのバラエティ班が入り込む余地がなかった。しかし、彼は控え室でソフトバンクのユニフォームに着替えた後で『ナイトシャッフル』の取材に応じてくれたのである。

野球ファンの中居だけに、今井雄太郎のことも知っており「小学校の頃に見てました。完全試合をした凄い人ですからね」と語って今井を喜ばせていた。

中居は慣れた投球フォームで何球か今井とキャッチボールをすると、「ストレートの持ち方を教えて欲しい」と願い出たのである。今井もそれに応じてプロの投手の握り方を細かく教えた。ところがバラエティ番組のロケだけに中居も心得ており、その握り方で暴投を繰り返すと周囲を笑わせた。今井だけが「あんたわざとにしよるやろ」とムッとしていたのである。

中居は冗談を詫びて再びストレートの投げ方を教わると、なんと今井は「これは俺の握り方だ」と彼の秘密の持ち方を伝授したのだ。今井がキャッチャーになり投げてみろというと、「座ってくれるんですか!」と感激した中居。今井が構えるミットに見事なストレートを投げ込んでいた。

そうして地元番組の取材を終えた中居がドームのマウンドに立ち、ソフトバンクの細川捕手が構えるミットにストレートでストライクをきめたのである。解説者も「ド真ん中ですね!」とその球筋に感心したほどだ。

中居正広は熱心な巨人ファンだが、SMAPとしてはソフトバンクのCMに出ている関係がある。彼は「ソフトバンクと巨人が日本シリーズで戦って欲しい」と話すと、「その時は、政治的にソフトバンクを応援するのかな」と本音を漏らしていた。

昨年、日本シリーズが福岡Yahoo!JAPANドームで行われた際には、中居も解説者としてドーム入りし福岡のファンを沸かせたが、今年はできればソフトバンクVS巨人戦を解説して欲しいものだ。
(TechinsightJapan編集部 真紀和泉)