ジャニーズグループSMAPのリーダー中居正広が、テレビ番組でステージでパフォーマンスする際に他のメンバーをフォローする内容を明かした。マイペースなイメージがある中居だが、常にグループ全体を意識していることが分かり意外だった。
SMAPは昨年大晦日に『NHK紅白歌合戦』で大トリを飾ると、その足で『CDTVスペシャル!年越しプレミアライブ』に駆けつけるという目まぐるしいスケジュールをこなしていた。実はイベントによってメドレーになる楽曲が違うと、ダンスの振り付け、フォーメーションなども違ってくるのだ。その度に内容を覚えてパフォーマンスに反映させるのである。
1月29日に放送された『笑っていいとも!増刊号』で、レギュラーの大竹一樹(さまぁ~ず)が「SMAPは振り付けとかすぐに覚えるから凄いね」とそのことに触れると、中居正広が内情を明かした。
特に紅白からCDTVにかけては、時間との戦いで「踊りをチェックする時間も無かった」と中居は言う。前日にリハーサルは済んだものの、紅白の余韻のままCDTVでの約30分に及ぶメドレーをライブで行ったのだ。その間に最終確認する余裕は無く「焦りはありましたね」と中居はその時の心境を話す。
そんな中でも中居正広は「草なぎくんはひどいです」と、草なぎ剛が振り付けやフォーメーションを覚えていない、あるいは無視することを指摘したのである。ライブで一旦メンバーが自由に散らばり、決まったタイミングで中央に戻り次のフォーメーションを組むパターンがあるが、その際にも草なぎは戻ってこないことがあるのだ。「ライブで興奮するんですかね?」と中居もその行動には呆れていた。
しかし、中居は「僕が後ろにいるので、それに気付くと自分も戻らないんです」と明かしたのである。つまり草なぎだけがフォーメーションに戻らないと間違ったことが分かるが、中居も同じく戻らないことで『中居、草なぎ』と『木村、稲垣、香取』の2人対3人のフォーメーションに見えるようにするのだ。
さらに「上着を脱ぐタイミングで脱がない時、あるいは早く脱ぎすぎる時」にも、中居は同様に自分もそれに合わせて“2人対3人”に見せかけるのである。
「一番間違いが多いのは草なぎくんですが、木村くんにすることもあります」と木村拓哉をフォローすることもあるというから、中居のリーダーとしての目線を再認識させられた。
中居は全体を把握する為に「一歩下がって立つ」とも語ったが、実は香取慎吾や稲垣吾郎も一歩下がって他者の振り付けを見ながら踊ることを話したことがある。目的は全く違うが、SMAPが歌い出す前にはメンバー同士で“一歩”を巡る立ち位置の争いが行われているかもしれない。
(TechinsightJapan編集部 真紀和泉)