ミュージシャンの小室哲哉が、音楽ユニットTM NETWORKとしてラジオ番組に出演した際に、リハビリ中の妻KEIKOへ「生きていてくれてありがとう」と言葉を贈った。小室はKEIKOの回復状況にも触れると、「いつか歌えるようになるといいな」と望んでいた。
音楽ユニットglobeのメンバーで、夫婦でもある小室哲哉とKEIKO。昨年10月に、KEIKOが突然倒れて「クモ膜下出血」と診断され手術を受けた。その後、彼女は夫の介護を受けながら自宅でリハビリを続けている。今年の2月には、小室哲哉がミニスカートをはいたKEIKOの元気そうな様子をツイッターで公開してファンを一安心させた。
ラジオ番組『ニチイEveryday Thanks』が、音楽ユニットTM NETWORKを3日連続でゲストに迎えて放送された。その最終日、3月14日に小室哲哉が妻KEIKOへの思いを語ったのだ。
「とにかく、生きていてくれてありがとう!」と小室哲哉はKEIKOへ向けて語ると、「生命力に感謝ですね」と続けた。彼は亡くなった歌手のホイットニー・ヒューストンやマイケル・ジャクソンを想うと「死んでしまえば新しい作品を生み出せない」と話す。
それはKEIKOに対してでもあるが、小室自身の創作活動にも影響を及ぼすものだという。小室はKEIKOが生きてくれたことで「自分も作品が出来るようになって嬉しい」と感謝していた。
KEIKOの回復状況は、ゆっくりだが前に進んでいるようだ。小室は「精神的には辛いものもあるが、介護にはそれほど手はかからないので助かる」と話すと、「まだまだ歌うことまではできないけど、いつか歌えるようになるといいな」と希望を語った。
小室が「周囲からも“焦らずに”とアドバイスをもらうので、そのつもりでやっています」と話したことから、今のKEIKOにはゆったりとした日々を送ることが何より必要なのだと分かる。
小室哲哉のツイッターでは「一蘭の人気は、スゴイんだね…KCOが昔良く利用してたみたいで、突然脈絡なくオーダー入りました」とあり、妻からホワイトデーにラーメン店に行きたいと要望されたことをつぶやいている。
またこの10年間、KEIKOに新曲のデモを聞かせて反応を見るのが楽しみだったという小室は、「今は音に興味がないので、仕方がない」とも記している。日常生活は徐々に回復しているが、歌うまでにはやはり焦らないことが大切なようだ。
(TechinsightJapan編集部 真紀和泉)