3月19日、警察は殺人未遂の事件として捜査を開始した。1ヶ月前、15歳の少女が何者かによって電車から投げ飛ばされたのだ。

1ヶ月前、警察に通報があった。「子供が走っている列車から投げ飛ばされた」というものだった。警察が現場付近へ行くと、少女が線路の脇で横たわっているのを発見、少女は頭部に数箇所怪我をしていた。

少女はすぐに病院へ搬送、最初の1週間はICUで過ごした。数日間少女は意識不明で、警察は身元の判明に時間がかかった。意識を取り戻した後、少女は看護師らの助けで名前と住所を思い出した。警察は両親に連絡、祖母が病院へ駆けつけた。

祖母が駆けつけたとき、少女の両腕はベッドに縛られており、混乱のため泣いていたそうだ。少女は右半身を動かすことができず、また右腕を使うことができない。始めのうちは車椅子を使っていた。「数ヶ月前の少女とは全く違う」と祖母はかなりショックを受けたという。

前はもっと話し好きで活発だったが、今では何度も質問したり、そうかと思うと口をつぐんだりしている。3月18日に新聞記者が訪れた際も「何も覚えていない。何が起こったかわからない。」と言うだけだった。医師は少女の精神状態が小さな子供レベルなので、常に気をつけてみていなければならないと話す。

少女の母親は、電車の中で物取りに遭い、投げ出されたに違いないと証言している。少女のピンク色のバッグが見当たらないからだ。しかし手がかりはなく、犯人は未だに見つかっていない。

この国では列車は安全ではない。電車のドアは自由に開けることができ、夜7時を過ぎるとグループでの物取りが出没するとも言われている。
（TechinsightJapan編集部　FLYNN）