先日、婚約発表した楽天の田中将大投手と里田まいだが、楽天監督時代に田中投手を育てた野村克也氏へ報告をしていないことが分かった。野村元監督はテレビ番組の取材でその件に関して不満を露にしたのだ。
東北楽天ゴールデンイーグルスに入団した田中将大投手が、当時の野村監督から「マー君、神の子、不思議な子」と評されたのは2007年のことだ。野村監督はその後2009年に退任、現在は楽天名誉監督となり、田中将大投手は沢村賞を受賞する名投手となっている。
その田中将大投手がタレントの里田まいと2012年1月26日に婚約を発表したのだが、TBSがその感想を野村元監督に直撃インタビューしたところ意外な事実が分かったのである。
1月29日に放送されたテレビ『アッコにおまかせ!』でその内容が紹介されたが、野村元監督は婚約に関して報告は受けていないと言うのだ。「一切(里田まいを)紹介されたこともないし、結婚について自分からあいさつに来たことも無い」と野村氏は不満そうに話しており、2人が交際していた間も全く連絡は無かったらしい。
今回の婚約については新聞記者から聞いて知ったという野村氏は「私の教育のなさということですかね」と、監督時代を思い返すと「人間形成はちゃんとしないといかんと、彼を見ていて思いました」と田中投手に矛先を向けたのだ。話すにつれて「黙ってても普通来るでしょう! 社会常識として!」と口調は激しくなっていた。
野村元監督は『“いい夫婦の日”パートナー・オブ・ザ・イヤー 2010』に選ばれた席で、沙知代夫人と共に田中投手と里田まいの交際について「野球選手とは結婚しないほうがいいよ」とコメントした頃から、2人の仲を歓迎していないイメージがあるのだ。
里田まいが婚約の決め手は「彼の人間性」と言うほどの田中投手も、さすがにあいさつをし辛い状態だったのではないだろうか。とは言え、野村元監督が田中投手の活躍と人気を支えてくれたことは確かであり、早めにあいさつに出向いたほうが良さそうである。
(TechinsightJapan編集部 真紀和泉)