「ダウンタウンDX」（日本テレビ系）にゲスト出演した野村克也氏。楽天の監督を退任して、楽天名誉監督に就任した裏話を語った。

この日、野村氏は楽天を辞める時に暴露本を出そうとしていたと告白。しかし、その事を知った楽天側が慌てて”名誉監督”という肩書きを付けてきたと言うのである。そのため球団を批判する内容が書けなくなってしまい、暴露本の内容を大幅に書き直したというのだ。

野村氏によると、「阪神タイガースを辞めた時に『ああ、阪神タイガース』という本を出してすごい売れた」らしい。それにあやかって、今度は『ああ、楽天イーグルス』という暴露本を出すはずだったようだ。しかし、この事が楽天の上層部の耳に入ったことで、今回の”名誉監督”という話になったそうだ。

原稿も出来上がっていたらしいのだが、楽天側が急に”名誉監督”に就任させたようで、野村氏は「あれは、口止め料だ！」と言っていた。「”名誉監督”って付けられたら（暴露本なんて）出せないじゃない。奴（楽天）も頭が良い」とも。

楽天の監督退任から一変して”名誉監督”就任の影には楽天と野村氏との駆け引きがあったことがうかがえる。楽天側からすると暴露本という形で球団の内情を表に露呈されるのは何としても阻止したかったのかもしれない。　　
（TechinsightJapan編集部　MAKI）