アフリカ発!Breaking News

writer : flynn

【アフリカ発!Breaking News】運転手は14歳!?兄弟2人の乗った車が木に激突し死亡。(南ア)

12月31日、ケープタウンの道路で、車が木に激突する事故が起こった。後部座席に座っていた19歳の少年は即死、運転していた少年は6日間病院にいたが死亡した。この運転手はまだ14歳だった。

12月31日土曜日、年末の晴天の中、14歳と19歳の兄弟は、家族とともに家から少し離れたゴルフ場周辺でバーベキューをしていた。そこで兄弟はクリケットをしようと思い立ち、車で自宅へと向かった。この時は兄が運転していたのを家族は目撃している。父親によると、「(彼らが出発してから)45分ぐらいして、心配になったので兄のほうへ電話をしたら『あと5分で戻る』という返事だった。それからしばらくしても音沙汰がないので、親戚に連絡して捜してもらうように頼んだが、すぐ後に救急車の音が聞こえたため行ってみることにした。まさかこんなことになるとは…。」と悲しみに打ちひしがれていた。

サイレンのするほうへ向かう途中で警察に遭遇、父親は息子らの事故を知った。精神的ダメージを受けた父親は、現場を直視することはできなかったが、救急隊が壊れた車から兄弟を救い出そうとしているのを見ていた。最初に現場に到着した父親の叔父の話によると、運転していた弟は会話できたが、兄は静かだったという。その後、搬送された病院へ駆けつけた父親は、救急隊から兄の死亡を告げられた。別の病院へ搬送された弟のところへいくと、「医者が針でつついていた」と不満を言っており、大丈夫な様子だった。しかし容体は悪化し、6日後に死亡した。

兄の死後、家族は火葬を考えていたが、その後の弟の死亡で仲良く一緒の墓に埋葬することにした。悲嘆にくれる母親は「兄は一緒に料理を作るほど、料理が大好きだった。弟は数学が得意で、将来弁護士になりたいと言っていた」と息子らを思い出して語る。

地元新聞記者がその後事故現場を訪れたが、木は事故の衝撃の強さを伝えており、周りには多くの花が手向けられていた。

警察では14歳の少年が運転中、砂利道でコントロールを失い木に激突したのだろうと見ている。
(TechinsightJapan編集部 近藤仁美)