12月30日、ヨハネスブルグにあるタクシー乗り場で2人の女性が歩いていた。1人はミニスカートをはいていたのだが、その後ろから続々と男がついていくという場面が監視カメラに映っていた。うち何人かは女性のお尻を触ろうと、手を伸ばしている映像もあった。
1月3日、ヨハネスブルグのあるハウテン州知事はこの出来事に関して「非常に悲しい出来事であり、男らの動物のような振る舞いに怒りを覚える」と述べている。
12月30日、2人の女性が店から出てきてタクシー乗り場付近を歩いていた。2人ともティーンエイジャーという若さで、1人はアニマル柄のトップスに黒のミニスカートといった出で立ちだった。1月3日にテレビなどで流された監視カメラの映像によると、2人の後ろから男たちが群れを成してついて行っている。しかもそのうちの数人は手を伸ばして女性のお尻を触ろうとしたり、携帯で写真を撮ろうとしているのだ。この映像はなんと延々17分も続き、男の数は50~60人にも達していたという。映像では女性が叫んだり殴ろうとしたりするのだが男らはめげずについて行き、最後には警察が介入して女性たちの家まで送っていくほどだった。
知事は「このタクシー乗り場は4年前の事件でも問題となった」という。4年前、同じようにミニスカートをはいていた女性が歩いていたところ、男が寄ってたかって女性の服を剥ぎ取り、性的嫌がらせをしたのだ。「女性差別や性的暴力というだけでなく、悪評が高くなっているこのタクシー乗り場にいる人々の振る舞いに関しても大いに問題がある。彼らの行為は、州全体で築きあげている社会の倫理やモラルといったものに反しているからだ。」と知事はこの事件を深く憂慮している。
(TechinsightJapan編集部 近藤仁美)