アフリカ発!Breaking News

writer : flynn

【アフリカ発!Breaking News】クリスマスの日に行方不明になった3歳少女、列車の下で無事生還。(南ア)

12月25日に行方不明になっていた3歳の少女。誘拐され殺害されていると嘆いていた両親に、翌日、クリスマスプレゼントのような吉報が入った。少女を救ってくれたのは、列車の運転手だった。

12月25日、東ケープ州のバタワース近郊の小さな村で、奇跡が起こった。少女の家族はクリスマスを祝うために、バタワースにある親戚の家へ遊びに来ていた。クリスマスの日の午後2時、親戚の子供たち8人でポテトチップスなどのお菓子を買いに店へと出かけた。一番上が8歳、一番下がこの3歳の少女だった。しかし、買い物から帰ってきたのは7人だけ、後ろを付いてきていると思っていた少女はいなかった。

家族は村中を捜し回ったが見つからず、夜中に警察へ届け出た。その日は一晩中雨が降っており、少女の母親は朝まで泣き続けていたという。

そして、翌日26日の夜10時過ぎ、諦めかけていた家族はある電話を受け取った。相手は村の近くの駅員で、少女の無事を伝えるものだった。なんと少女は列車の下で発見されたのだ。

目撃者によると、列車の運転手は少女を見つけてブレーキをかけたが間に合わないと思い、まだ列車が動いている間に飛び降り、前の車輪4つが少女の上をゆっくりと動いているときに列車と線路の間から救い出した。幸運にも少女は小さかったため、線路の間に挟まっており轢かれることはなかった。

少女の母親は「誘拐されて殺害されていると思っていた。もし彼女が寝ていなかったら、きっと動き回って列車に轢かれていたかもしれない。」と、喜びと安堵で一杯だった。

警察によると、少女は迷子になって線路のところで疲れて眠ってしまったのだろうと見ている。この少女に大きな怪我はないが、一晩中線路で眠っていたため弱っているそうだ。
(TechinsightJapan編集部 近藤仁美)