子供というのは親を全面的に信頼するもの。母親が「飲んで」と言ったら、何の疑いを持つこともなく口に入れるだろう。南アフリカ北ケープ州で、母親がブレーキオイルをジュースに混ぜて5人の子供に飲ませ殺害するという痛ましい事件が起こった。

南アフリカの北ケープ州に住む母親（35）が、自分の子供5人にブレーキオイルを混ぜたジュースを与えて殺害するという事件が起こった。

母親はまず甥に、「子供を学校に迎えに行く。帰ってきたらすぐに洗濯をしたいからバスタブに水を入れておいてくれ」と頼んだ。母親は学校へ2人の子供を迎えに行き、自宅へと戻ってきた。5人のうち3人はすでに家にいた。

そして、ここから母親は凶悪な犯罪へと手を染めることとなる。彼女は子供たちにブレーキオイルを混ぜたジュースをつくって飲ませた。この時点で人数は不明だが何人かの子供が死亡。生き残った子供たちも母親の手によって風呂場で溺死させられた。子供は2歳から13歳までの5人。遺体は母親の家族が発見した。

11月30日、母親は裁判所へ出頭、30日間の精神鑑定を受けることを言い渡されている。
（TechinsightJapan編集部　近藤仁美）