女優サンドラ・ブロック(47)が、ダメ夫のジェシー・ジェームズ(42)と離婚した後には一時、「女優の仕事を永久に辞めてもいい」とまで思い詰めていたことを明かした。
09年の主演映画『しあわせの隠れ場所』でオスカー主演女優賞を受賞したサンドラ。しかし、その直後にカスタムバイクメーカー経営者であるダメ夫ジェシーの度重なる浮気から、離婚を申請。同時期にニューオーリンズ出身の男児ルイス君を養子に迎えたこともあり、シングルマザーとして母親業に専念するため、女優業をしばらく休業すると宣言していた。
その後、サンドラは現在全米公開中の新作映画『ものすごくうるさくて、ありえないほど近い』のスティーブン・ダルドリー監督に熱心に出演交渉のアプローチをされた。このほどAP通信とのインタビューでその時を振り返り、当時は女優業に戻りたいかどうか定かではなかったと語る。
「あの頃は、永久に壊れたまま(女優業から休業をしていること)でも全く構わないと思っていたわ。」とサンドラ。「正直に言って女優業に戻りたいとか、今いる場所から抜け出したいとは思えなかった。心の準備が出来ていなかった。でも(良い役を再び演じる)チャンスが、私の頭の中の声よりも大きく迫ってきたというわけ。」
“チャンス”とはダルドリー監督の映画で、米同時多発テロ事件の犠牲となった父(トム・ハンクスが演じる)が遺した鍵を見つけ、その秘密を探るべく旅に出る少年の母の役を演じることだ。主役ではないが、“悲しみと再生”の物語の中で、カギとなる役である。サンドラは「(女優業という)馬に再び乗るには、素晴らしい復帰作品だわ。」と思ったそうだ。「あの役を演じるのは大変だったけど、そういうものよね。」とも。
復帰第一作では監督との相性も良く「私達はグレートな時間を過ごしたわ。」とのこと。サンドラとの結婚後、数週間後から合計4人の女性と浮気をしていたと伝えられるとんでもないダメ夫から被った心の傷も、ようやく癒えたのかもしれない。
もっとも彼女の元夫ジェシーは、サンドラと離婚後に婚約したものの、関係を結局解消したタトゥーアーティスト、Kat Von D(29)と交際中にも実に19人の女性と浮気をしていたそうだから、サンドラもとんでもないセックス依存症男と結婚していたものである。元夫の“毒”を抜くために、オスカー受賞という女優としてのピークを迎えた直後にもかかわらず、仕事を休んでいた理由も分かるというものだ。
(TechinsightJapan編集部 ブローン菜美)