お笑いタレントの木村祐一（48）は、吉本興業の新人タレント養成所NSC東京校の講師も務めている。彼がテレビ番組で養成所で頑張る芸人のタマゴ達の様子を話した。62歳の生徒もいるという現在のNSCからは一体どんな新人が出てくるのだろうか。

木村祐一は他の吉本芸人とは違い、劇場の裏方として幕引きなどをしていた。当時の芸人の多くが吉本総合芸能学院（NSC）出身の中で、彼だけが異例な環境からスタートしているのだ。その彼が今はNSC東京校で月に1回、講師を務めているのだからどう進むか分からないものだ。

彼が慕い構成作家への道を作ってくれたのがお笑いコンビ、ダウンタウンである。11月24日に放送された『ダウンタウンDX』に出演した木村祐一は、NSCで講師をしている件を話した。

キム兄（木村祐一）は「ハリセンボンやはんにゃ、しずるも僕から教わった」と自慢げに話したが、あのエド・はるみの才能を見抜いたのも彼だと言われている。キム兄自身のネタを目にすることはほとんどないが、お笑いのセンスは凄いようだ。

キム兄は現在のNSCの生徒との集合写真を公開して「やっぱり、みんな主張が強いやつばかり。髪をいじってみたりアピールが凄い」と語った。そんな中で最年長の生徒は62歳と明かすと、MCのダウンタウンや共演者もさすがに驚いた。

62歳となるのは男性の生徒、西山さんで『中年マガジン』というコンビを組んで稽古に励んでいる。「前に勤めていた企業では専務あたりまでいった人ですが、勤め終えて第二の人生をスタートする為にNSCに入った」とキム兄は彼について説明した。

NSCで出されたお題『子どもが帰りたがる遊園地は？』に、西山さんが作ったのが『お子さまランチの旗がギリシャ国旗』というオチでダウンタウンも微妙な笑いをしていた。

現在はお笑い番組が激減して芸人にとって厳しい環境となっているが、このNSCからお笑い界を盛り上げてくれる新人が出ることを期待したい。
（TechinsightJapan編集部　真紀和泉）