エンタがビタミン

writer : maki

【エンタがビタミン♪】「アマチュアへの回帰」。福山雅治がミュージシャン、俳優として活躍する秘密はココにあった。

歌手や俳優として活躍する福山雅治が、ラジオ番組で「職人とは?」について語った。彼の言葉には日本のトップアーティストであり続ける秘訣と思われる内容もあったのだ。彼によると大切なのは「アマチュアへの回帰」だと言うのだが。

福山雅治の活動はとどまる所をしらないようだ。この秋も、11月20日には来年3月に公開される映画版『ドラえもん』の新作でテーマ曲を歌うことが発表された。同日には全国19か所56公演に及ぶツアー最終公演をさいたまスーパーアリーナで行い、総動員数が60万人超という活躍を見せている。

そんな彼の凄さを思い知らされたのが、NHK大河ドラマ『龍馬伝』で主演した昨年の活動だろう。本人もライブはドラマが終わってからと口にしていたので、音楽活動全般に動きが鈍くなると思われた。ところが、8月にシングル『蛍/少年』をリリースしており、下半期にはベストアルバム『THE BEST BANG!!』を出している。DVDも4月に2組発売しており、編集などで大変だったはずなのだ。

いったい、何が福山雅治をそこまで動かすのか。11月20日に放送されたラジオ『福山雅治のSUZUKI Talking F.M.』の中でそのヒントが語られた。リスナーからの「福山さんのライブ関係者に“職人”と思える方はいますか?」という質問に、彼はこう答えた。

「スタッフは誰もが“職人”だからね。仕事を自分のものにしてくると誰しも一度“アマチュアに回帰”すると思う。そうなると“職人”と言えるのでは」と福山は語ったのだ。

例えば福山雅治自身の場合は、『どんな曲を作れ』とか『どう演技しろ』と事細かに指図されるわけではない。「自分のやりたいようにやっているんですよ」と彼は言う。これは“アマチュアイズム”でもあるしまた、“職人”もそうやって仕事をするのだ。

ただし、職人として福山雅治が仕事をする上では「自分のやりたいようにやるけれど、スケジュールはある」というスタンスだと話す。きっと、彼は仕事を楽しんでいるのだろう。だからこそ尽きることの無い活動力やアイデアが生まれるのである。
(TechinsightJapan編集部 真紀和泉)