ジェシカ・アルバ(30)が、「産後のお腹を引き締める」とうたったシェイプアップベルトの宣伝に、本人に許可なく不当に名前を使われたとして、販売会社を相手取り100万ドル(約7700万円)を超える額の損害賠償などを求める訴訟を起こした。
長女オナー・マリーちゃん(3)に加え、8月に次女ヘイヴン・ガーナーちゃんを出産したばかりのジェシカ。上の写真ではダイエットしなくても、すでにスリムダウンしたように見えるが、目下産後の減量に精を出している真っ最中だという。そんな中で自分が使ってもいないシェイプアップ用品に、「ジェシカ・アルバもご推薦」と名前を勝手に使われカチンと来たらしい。
ジェシカに訴えられたのは、妊婦・経産婦をターゲットとしたシェイプアップ用品や、衣服を製造・販売する『Belly Bandit』社。訴状によると、同社は「商品の宣伝のためにジェシカの写真を使い、ウェブサイトの“セレブのお客様の声”欄に勝手に名前を使用した」ほか、同社の看板商品である「Belly Bandit(産後のお腹シェイプアップベルト)」の商品のパッケージに「ジェシカ・アルバが産後のスリムダウンに成功した第2の理由はこれ!」と偽の推薦文を掲載したという。
問題の商品「Belly Bandit」は、お腹に巻き付けマジックテープでとめる大判のベルト。同社のサイトには、日本の妊婦が「sarashi(サラシ)」をお腹に巻く古来の習慣にもヒントを得て商品を開発した、とある。「ジェシカご推薦」と虚偽の推薦文を使わずとも、コートニー・カーダシアン、クリスティナ・アップルゲイト、ミニー・ドライバー、ジュエル、セルマ・ブレア、ベサニー・フランケル、そしてブルック・ミューラーらといった数多くのセレブユーザーが愛用、サイト上で公式に推奨していた。しかし同社はどうしても、第2子を産んでなお愛くるしいセレブママ、ジェシカの名前を語りたかったらしい。
長女を産んだ後は、産後太り解消は「とても難しい」と悩んでいたジェシカだが、次女ヘイヴンちゃん出産後に取り組んでいるダイエットについては女性誌『Lucky』に次のように語っている。「毎日45分間ワークアウトしていて、これはメンタル面にとってもいいみたい。」「食事の量をコントロールするのは難しいから、1200カロリーの食事をデリバリーしてもらっているの。でもそれでワークアウトするから、いつもお腹がすいてる状態。これって最低よ。水は沢山飲むようにしているわ。」
こんな地道な努力をしているのに、ダイエット会社に「ウチの商品を使ったことが、ジェシカのスリムダウンの理由」と言われては彼女が怒るのも無理はない。怒り心頭のジェシカは、最大400万ドルの損害賠償と同社がジェシカの名前を借りて上げた利益の数パーセントを要求している。
(TechinsightJapan編集部 ブローン菜美)