アフリカ発!Breaking News

writer : flynn

【アフリカ発!Breaking News】ラジオで思いの丈をぶちまけた!公共で流してはいけない『Fワード』を使いまくったアナウンサー解雇。(南ア)

9月27日午前1時、ラジオからは通常通りニュースが流れてくるはずだった。しかし、アナウンサーが発した言葉は、子供が使うと親はお尻を叩いてお仕置きするほど卑猥な言葉F##K・・・いわゆる「Fワード」だった。

実際のやりとりはというと、1時になってラジオパーソナリティが「1時を過ぎました」と報告、ニュースが始まる音楽が流れ、ニュースを読むアナウンサーが「おはようございます。マーク・エスタフイセンです。」と挨拶した。その後、通常ならニュースを淡々と読み上げるはずだったが、「F##K(以降F)、人種差別」「F、タタネ(ゴム弾を撃たれて死亡した教師)を撃った豚野郎!」「F、AWB(アフリカーナー抵抗運動;極右政治組織)」「俺らは自由に暮らす野生動物のはずなんだ!」「F、資本主義」「F、飼いならされた給料奴隷」など、音楽を流して遮られるまでFワード13回、およそ40秒ほど独壇場でしゃべっていた。

その後、彼はヘッドフォンをはずすと立ち上がり、スタジオの監視カメラに向かって中指を突き立てて去っていった。

エスタフイセンは今年の5月からこのラジオ局で勤務していたが、働いていた4ヶ月は、自分の思い描いていた理想の仕事に対して幻滅するのに充分な期間だったという。「表現の自由を求めていたが、多くのメディア会社は資本主義の奴隷だった」そうで、不満を感じていたエスタフイセンはとうとうがまんできずにラジオで思いの丈をぶちまけたということだった。

ラジオのニュース担当編集長は、この出来事に対して「ありえない行為」とし、即座に彼との契約を打ち切ったことを発表した。一方、当事者のエスタフイセンは「人生最高の日、今日から働かなくてもいいんだ。」と楽しげに話したそうだ。

本当に恐ろしいのは鬱屈した気持ちを抱えたまま過ごすことなのかもしれない。
(TechinsightJapan編集部 近藤仁美)