エンタがビタミン

writer : maki

【エンタがビタミン♪】「IMALUが間違ってる」。さんま『唯一見た父の涙』を番組で訂正。

お笑い界の大御所、明石家さんまは涙を見せないことで知られる。しかし、娘のIMALUがテレビ番組で「一度だけ父の涙を見た」と明かしたことがある。それに対してさんま本人が約1年後に別番組で異議を唱えて訂正したのだ。

明石家さんまはプライベートでも変わらぬテンションで過ごしているという伝説がある。彼を知る多くの芸能人の証言からすると、それは事実らしい。さんま本人が「テレビカメラの前では深刻な表情や涙は見せない」と語ったことがあるが、その彼のポリシーと日常でのハイテンションな言動とは無関係ではないだろう。

テレビだけでなく、日常でもさんまが泣いたところを見たものは少ない。若手時代から切磋琢磨してきた島田紳助が一度だけ見たと証言しているが、その紳助も後に「自分は涙もろいが、さんまは決して泣かない」と彼の性格を評していた。そんな泣かない男、明石家さんまの涙を、娘のIMALUが一度だけ見たと昨年の9月にテレビ「メレンゲの気持ち」で明かしたことがあるのだ。

それはIMALUが子どものころに父とドラえもんの映画を観に行った時だ。感動作として知られる『帰ってきたドラえもん』を観ながらさんまが涙を流していたと言うのである。IMALUはそれが「父が見せた最初で最後の涙」だったと証言したのだ。

それからおよそ1年が過ぎて、今年の9月20日に放送された『さんま&岡村のプレミアムトークショー 笑う!大宇宙スペシャル!!』の中で明石家さんまはハッキリとそのIMALUの証言を否定したのである。さんまは「IMALUがお父さんが泣くのを1回だけ見たのは『ドラえもんの映画』と話してるけどあれは違う」と言うと「『ツヨシしっかりしなさい』の劇場版で泣いた」と訂正したのだ。そしてさんまは「唯一、娘の前で泣いたのはそれだけ」とIMALUに涙を見られたことを認めたのだ。

『ツヨシしっかりしなさい』は1992年からアニメ放映されて、翌年には劇場版『ツヨシしっかりしなさい ツヨシのタイムマシーンでしっかりしなさい』が上映された。さんまが涙したのはこの作品のようだ。この物語は家事を一切やらない母や美人姉妹と暮らす一人息子ツヨシの日常を描いたものだ。基本的にお気楽に生きるツヨシが努力と忍耐で困難を乗り越える展開となる。コミカルながらも確かに感動する面も多いアニメではある。

実は明石家さんまがテレビ番組でも涙を見せたことがある。それはあの間寛平がアースマラソンから『大阪のなんばグランド花月に最終ゴール』した時だ。進行を務めたさんまの目が涙でうるんでいたのが映ったのである。流しはしなかったが、さんまの目に涙を見ることができた貴重な場面だった。アニメ『ツヨシしっかりしなさい』と寛平のアースマラソンにはコミカルな主人公が苦難を乗り越えるという点が共通するのだが、さんまが涙するのはそうした感動シーンに多いようだ。
(TechinsightJapan編集部 真紀和泉)