writer : maki

「世界一周ムーブメントを起こしたい」。学生団体TABIPPOがイベント開催。アースマラソン完走の間寛平もゲスト出演。

「世界一周」と聞いてあなたはどんなイメージを思い浮かべるだろうか。遠い世界の話か、はたまた人生で一度は挑戦してみたい夢か。いずれにしても実際には自分がその旅に飛び出すとは考えにくいだろう。ところが、その「世界一周」のチャンスを学生に与えるというイベントが今月渋谷で開催されるという。史上初の「世界一周アースマラソン完走」を、2年1ヶ月かけて制覇した間寛平もトークライブを行うというこのイベント、一体どのような趣向で「世界一周」へのハードルを越える手助けをしてくれるのだろうか。

このイベントは「世界一周団体TABIPPO」主催によるものだ。「TABIPPO」は、世界一周旅行を実際に経験した6人の学生が結成した“日本初”の団体である。自身が世界一周したからこそ、学生たちに勇気をもって世界に飛び出して欲しいと願い、「日本に世界一周ムーブメントを起こす」ことを目指して活動しているという。そんな彼らの情熱が、今月14日に渋谷で開催されるイベント『TABIPPO2011高鳴り~世界一周前夜~』からもひしひしと伝わってくる。

世界一周旅行を実際に経験した6人の学生が結成した“日本初”の団体「TABIPPO」

今回のイベントにはいくつかの企画が盛り込まれているが、まず注目すべきは「第2回wiz TABIPPOプレゼンテーション」だろう。これは世界一周を夢見る若者に、世界一周航空券を贈呈してしまうという“太っ腹企画”だ。ただし、この航空券を誰が勝ち取るかはイベント当日のプレゼンで決まる。すでに296人の応募者から選ばれた3人の決勝進出者が、イベント当日に「わたし×◯◯=世界一周」というテーマで、ステージでプレゼンすることになっている。決勝進出者は、世界一周にかける情熱や意気込みなどを2000人の来場者にアピールするわけだ。そして来場者は、エールを送りたいと思った人に投票し、その優勝者に世界一周航空券が贈られるのだ。「世界一周団体TABIPPO」メンバーはもちろんのこと、来場者2000人の声援を受けて、ここに世界一周挑戦者がひとり誕生する。これぞこのイベントの目指すところ、真骨頂と言えるだろう。

そして「世界一周したい」という“思い”を呼び起こすことも、このイベントでは忘れていない。間寛平の他にも“旅を愛する自由人”高橋歩が出演予定であり、彼らの貴重な経験談を聴くだけでも、「世界をもっと知りたい」、「世界へ飛び出したい」という思いが募ることだろう。なぜなら実際に体験した人の言葉には、何にも負けない説得力があるからだ。今や世界の情報は手に入れようとすれば、リアルタイムで入手できる。だが、パソコンやテレビの画面で見たり、聞いたりするのと、実際に生で体験するのとはやはり違うのだ。そのときその場所での空気感や匂い、現地の人々との触れ合いは、何ものにも代えがたいものがあるのは容易に想像できる。

世界一周団体TABIPPO」代表の立教大学文学部4年生・小泉翔さんはこう語る。
「世界には想像を遥かに超える興奮や感動が待っていました。勇気を振り絞って世界に一歩飛び出せば、一生忘れられない体験が待っています。世界を旅したいという想いを、お金や就活を原因に諦めてほしくはありません。」

「世界一周のムーブメントが起きれば、日本は変わる」という「TABIPPO」。震災や政治不信などで元気が出ない日本に、「世界一周団体TABIPPO」がエネルギーを注入してくれることを期待したい。

TABIPPO2011高鳴り~世界一周前夜~』は2011年9月14日、12時~15時。渋谷CCレモンホール(東京都渋谷区宇田川町1-1)にて開催される。HP: http://tabippo.com/ でも詳細を紹介している。問い合わせ先は、世界一周団体TABIPPO 広報担当 岡本竜太さんまで。E-mail:tabi.publica@gmail.com Twitter:@tabippo
(TechinsightJapan編集部 高沢みはる)