エンタがビタミン

writer : maki

【エンタがビタミン♪】「契約金1億円」、「毎晩女性30人」。大金が宇宙に消えたダイアモンド☆ユカイの壮絶バブル人生。

ロック歌手のダイアモンド☆ユカイがバンド『RED WARRIORS』のメンバーとして過ごしたバブル期の裏話を明かした。彼の経験はバブルタレントの中でも格が違うようだ。

ロックバンド『RED WARRIORS』は1985年に結成され海外でも公演する活躍をしたが1989年には解散し、その後再結成を繰り返している。最盛期はやはり武道館公演を何度も行っていた1988年~89年頃だろう。今ではバラエティでも活躍するダイアモンド☆ユカイだが当時は正真正銘のロックスターだったのだ。その彼が9月6日放送のテレビ番組「超豪華!!スタア同窓会」に出演してバブル時代のエピソードを語った。

彼は『RED WARRIORS』について「契約金は1億円だった」と明かした。司会の中山秀征をはじめ、スタジオには名だたるバブルタレントが勢ぞろいしていたが、これには一同仰天していた。しかし、これだけで驚いてはいけない。バブル時代の伝説がこの程度で済むはずがない。なんとその1億円の使途はユカイいわく、「社長がロケットで人工衛星を打ち上げて使ったんだ。しかもその衛星が2回も落ちちゃった」と文字通り「宇宙の塵」となってしまったのだ。

さらには、ダイアモンド☆ユカイは当時のプレイボーイぶりも有名だが、今回告白したエピソードも強烈だ。「テレビを観ていて『あのコ可愛いな』って思ったら、ベッドで横に寝てるんだよ」と彼は平然と話すのだ。しかもそれは裏で誰かがお膳立てしてくれるという様子も無く彼が「欲しい」と思った女性は、“気がつく”と彼の横にいると言うのである。「イメージすると現実になるっていうじゃない?」と悪びれもせず、さらりと語るダイアモンド☆ユカイの感覚に「それはちょっと例えが違うのでは!?」と感じたのは記者だけではあるまい。

彼の女性関係のエピソードは尽きない。ツアー中にLIVEが終わりホテルに帰ると「俺の部屋の前に毎日30人くらいの女性がいるのね」と彼は話した。「そこから3人くらいピックアップするんだ」と言うダイアモンド☆ユカイの豪遊ぶりは、まるで海外の超大物ロックバンドをほうふつとさせる。

しかし、バブルははじけた。そもそもこんな浮世離れした生活が永遠に続くわけはないのである。ダイアモンド☆ユカイも例外ではない。バブルがはじけると「女の子にタクシー代も出せない」生活が彼を待っていた。1億円をあっさり宇宙の塵とし、毎晩女性をより取り見取り、まさに映画に出てくるようなハーレムライフから、「女性の交通費も出すことができない」お財布事情に。今では当たり前のことでも、バブル期の贅沢三昧の伝説を聞かされたあとでは、一抹の寂しさを禁じ得ない。最近では、岡本夏生をはじめとして、バブル期の仰天贅沢エピソードをネタにする著名人も多い。そして一様にそれらの人々は、現在はまことつつましやかな生活を送っているのだ。そう。この落差の激しさこそが、数々の「バブル壮絶伝説」を生み出し、現在の我々に強烈なインパクトと、少しの羨望を感じさせる禁断のスパイスなのかもしれない。
(TechinsightJapan編集部 真紀和泉)