テレビ番組で人気アニメ『北斗の拳』を実写化した際の配役を街頭アンケートした。その結果がネット上でも話題となっている。
人気漫画やアニメがここ数年次々と実写化されている。ドラマ、映画を含めるとかなりの数となるが、最近では今年2月に公開された『あしたのジョー』が話題となった。同作では矢吹丈を人気アイドルの山下智久。そのライバルの力石徹を大河ドラマ「龍馬伝」でも人気上昇した伊勢谷友介が演じた。2人とも想像を超える肉体づくりを行い、役になりきっていたのが印象的だった。お嬢さん白木葉子は香里奈が演じたが、実は一番ハマリ役はジョーを育てるトレーナー丹下段平を演じた香川照之だと記者は思っている。
昨年、『宇宙戦艦ヤマト』が木村拓哉主演で実写化されることが公表された当初、森雪役を演じるのが「沢尻エリカらしい」といった話題で盛り上がったように、キャスティングもその楽しみのひとつでもある。8月5日に放送されたテレビ「その顔が見てみたい! 大納涼祭3時間SP」の中で実写不可能といわれる人気アニメ『北斗の拳』実写版で「キャスティングは誰が適役か?」を街頭で聞き取りアンケートしたのだ。
その結果は次のようになった。まずヒロインのユリア役は3位北川景子、2位黒木メイサ、1位小雪だった。覇者ラオウ役は3位清原和博、2位室伏広治、1位竹内力だ。ユリアの小雪は雰囲気があるし、ラオウの竹内力も少し威厳が足りない気もするがかといって他に適役といっても思い当たらないので納得いく人選かと思う。ただ、2位に室伏広治が入っているのが予想もつかなかった。こうした意外性も街頭アンケートの面白さといえるだろう。
主人公のケンシロウは3位藤岡弘、、2位ケイン・コスギ、そして1位は阿部寛だった。藤岡弘、は空気感は適役だと思うがやはり年齢的に厳しいか。阿部寛はきっと見事にケンシロウを演じてくれるだろうが、個人的には体型は角田信朗がケンシロウに近いと思うので肉体づくりに期待したい。実は最も意外でもあり納得がいく結果が、トキを演じる俳優だったのだ。知的で冷静なトキ役に選ばれたのは3位谷原章介、2位真田広之で1位はオダギリジョーだったのである。ここにオダギリの名が出ることが意外だったが、イメージすると彼こそトキに適役といえそうだ。
今回の『北斗の拳』実写版キャスティングについてはネット上でも賛否の声や他のキャスティング例も出て盛り上がっている。実写化といえば、毎年盛り上がるのが人気漫画、アニメの『SLAM DUNK』(スラムダンク)だがこちらが実現するとなるとキャスティング予想の盛り上がりはもっと凄いことになりそうだ。
(TechinsightJapan編集部 真紀和泉)