南アフリカでは交通事故による死亡者が毎日のように出ている。2人の女性が軽い交通事故を起こしただけなのに、更なる交通事故に遭って即死した。

7月8日、南アフリカのヨハネスブルグ東部にある国道で、女性同士の接触事故が起こった。救急医療会社ネットケア911が受けた報告によると、事故発生時は両者の車とも傷が目立たない程度だったということで、道路わきに車を停めて連絡先を交換しあっていたそうだ。

女性は2人とも40代、連絡先を交換しながらついつい長話をしていた。するとそこへ突っ込んできたのが運転が荒いことで有名な『ミニバスタクシー』といわれる、業務用ミニバンの形をした乗り合いタクシー。ミニバスは事故現場へ突っ込むと、女性2人を前方へ投げ飛ばしさらに道路に倒れた女性の上を走りぬけた。

2人はその場で死亡が確認され、ミニバスの乗客も数人が怪我をして病院へ搬送された。ちなみにミニバスの運転手は無傷だった。

こういった無謀な運転をする車によって犠牲となる人があとを絶たない。警察では毎年のようにミニバスの仕様チェックなどをしているが、さらなる取り締まりの強化をしてもらいたい。
（TechinsightJapan編集部　近藤仁美）