イタすぎるセレブ達

writer : techinsight

【イタすぎるセレブ達・番外編】自殺未遂? 俳優ジョナサン・リース・マイヤーズが薬物過剰摂取で緊急入院。

映画『ベッカムに恋して』や、TVシリーズ『THE TUDORS~背徳の王冠~』の主役「ヘンリー8世」で知られるアイルランド出身の俳優ジョナサン・リース・マイヤーズ(33)が6月28日、英ロンドンにある自宅で倒れ、救急車で病院に搬送された。当初薬物を過剰に摂取して自殺未遂をしようとしたと報じられたものの、関係者はその事実を否定している。

長年の依存症問題を抱えるイケメン俳優のマイヤーズが、薬物過剰摂取による自殺未遂か?というショッキングなニュースが伝わったのは、6月30日のこと。28日夜、ロンドンにある300万ポンド(約3億8800万円)する彼の豪華邸宅からイギリスの119番にあたる「999」がダイヤルされ、救急隊員が駆けつけると、マイヤーズが何らかの錠剤を飲み床に倒れ込んでいたという。

しかしマイヤーズは、救急隊員がその場で応急手当をしようとするのを30分以上にわたって拒否したため、隊員たちが警察に通報。警官が駆けつけて彼を説得し、ようやくロンドンの中央部にある病院に搬送されたという。ある関係者は英タブロイド紙『The Sun』に、「これはとても悲しいこと。これはその場にいあわせた人の意見だが、彼は自殺をしようとしたらしい。」と語っていた。

29日の早朝、赤く目を腫らしたマイヤーズが退院したが、取材陣には「ノーコメント」を通した。その後芸能サイト『TMZ』などが「マイヤーズに近い情報筋の発言」として、彼が自殺をしようとしたわけではないが、飲酒をしていたことは確かである、と伝えている。

5月初め、マイヤーズは南アフリカにある有名リハビリ施設にチェックインし、出て来たばかり。これは彼にとって実に5回目のリハビリ治療で、05年から仕事の合間に施設を出たり入ったり。真剣に依存症を治療しようとしているはずだった。

それもそのはず、問題は実に深刻で、07年11月には出身地アイルランド・ダブリンの空港で酔って暴れて逮捕、09年6月にはパリ・シャルル・ド・ゴール空港で酔った末に暴行事件を起こしてまた逮捕、昨年5月にはニューヨークのJ.F.ケネディ空港で搭乗前に泥酔し、ユナイテッド航空に搭乗を拒否されている。札付きの問題児、とレッテルを貼られても仕方がない。

マイヤーズの問題は、彼をシングルマザーとして育てた母で、同じようにアルコール依存症に悩んだジェラルディーンさんが07年に亡くなってから、さらに悪化したと言われている。過去には飲酒癖について「飲んでいるときは、オレはバンビみたいに感じる。16歳の子供みたいに、いろんなところに出没できるのさ。」と語り、その高揚感について説明していたマイヤーズ。しかし5回リハビリを経験しても効果がなく、今回のように自ら騒ぎを起こすようでは救うすべもない。名声の陰で依存症に命を落としては元も子もないのだから、ファンのためにもちゃんと治療をしてほしいものだ。
(TechinsightJapan編集部 ブローン菜美)