アフリカ発!Breaking News

writer : flynn

【アフリカ発!Breaking News】警察のガードを振り切るほどの大事!大統領のトイレに入ったらクビになった警察官。(ジンバブエ)

2週間前、ジンバブエでは年に1度の国際貿易フェアが開催されていた。その中にはもちろん公衆便所が設置されている。そしてジンバブエの『金食い虫』ムガベ大統領専用のトイレが特別にあった。大統領のトイレには警察が見張っており、普通はストップされるのだが・・・。

ジンバブエではエリートに入るであろう殺人課の刑事アロイス・マブヌさんは、勤務中にトイレに行きたくなった。我慢ができないけれど、その場でやらかしてしまうわけにも行かず、一番最初に目に付いたトイレに駆け込んだ。運の悪いことにそこはかの大統領の“お手水”。警察はマブヌさんをガードしたが、トイレの限界を感じていた彼を止めることはできなかった。マブヌさんは警察の手を振り切ってトイレに駆け込み鍵をした。

無事に用を足して一安心、通常の業務に戻ったマブヌさんだったが、トイレ見張り係の警察官はこの事件を報告、シークレットポリスにまで情報は届き、マブヌさんは翌日逮捕された。マブヌさんは郊外の留置所で尋問されており、警察当局は「内部事情」ということでコメントを拒否した。人権団体の弁護士は「マブヌ氏がいったい何の罪を犯したのか」と述べている。「大統領専用のトイレが存在するという法律は(ジンバブエには)あるだろうが、今回のは特別に大統領のトイレであるという措置をとっただけで、本来は公衆便所である。政府は官報として事前に報告しているべきである。だが政府はやっていないだろう。」ということらしい。

87歳の独裁者、ムガベ大統領はどこへ行くにも軍隊やシークレットポリスに警護されている。以前も大統領が乗っていた車にバイクがたまたま追い越しをかけた際も、バイクに乗っていた人はひどい暴行を受けたという。

ムガベ大統領の独裁政権はいまだに終わっていない。
(TechinsightJapan編集部 近藤仁美)