リンジー・ローハンが抱えている問題。それはアルコールやドラッグへの依存、そして故人となってしまったマイケル・ジャクソンや俳優ヒース・レジャーが生前そうであったように、数々の処方薬を服用していることである。リハビリ施設に入り問題を克服すべく頑張ってきたリンジーだが、いまだ薬のボトルを持ち歩いていることが分かった。
フロリダ州マイアミにて23日、とある建物の屋上で友人や妹アリとくつろぐリンジー・ローハン(24)の姿がキャッチされた。しかし自分の黒いバッグから取り出したのは、オレンジ色のボトル。また何かの処方薬を常用しているということであろう。
常に向精神、抗不安、鎮静といったピルの入ったボトルを持ち歩き、何かと言うとポイッと口に含むアメリカ人が稀に(たまにが正しいか)いる。若者などではいとも簡単に薬への依存度が増して行くことがあり、「薬を飲んでいる方が人柄が安定している」などと周囲に言われるようになったら要注意である。
リンジーがこれまで常用していたとされる薬は、Zoloft(抗うつ剤) 、Adderall(ADHD注意欠陥多動障害治療薬)、 Ambien(睡眠薬)、 Dilaudid(麻薬性鎮痛薬)、Nexium(胃酸分泌抑制薬)等々。特にAdderallのボトルに何やら別の錠剤を入れ、クラブで友人にコッソリ服用を勧めていたこともある。
2007年のDUIによる交通事故で、執行猶予付きの保護観察処分となっているだけに、リンジーのこうした処方薬依存には裁判所も頭を抱えている。また全く非力な母ディナさんも、「アメリカの女の子たちにとって、処方薬依存の問題は他人事ではないはずです。リンジーも頑張っていますが、なかなか克服できないと苦しんでおり、本当に大変なことのようです」と、メディアに悲痛な胸の内を吐露したこともある。
法でもダメ、親でもダメ。恋人サマンサ・ロンソンなどもっとダメ。世間体などとっくに捨てているリンジーは、いったいどうすれば薬物依存を克服できるのであろう。
(TechinsightJapan編集部 Joy横手)