アフリカ発!Breaking News

writer : flynn

【アフリカ発!Breaking News】動物愛護団体が再び吠えた。子犬に母乳を与えるのはありかなしか?(南ア)

以前、蜘蛛にシェービングクリームをかけて殺すCMに「なし!」と言った南アフリカ動物愛護団体(SPCA)。次の難題は「子犬に母乳」だ。

南アフリカのケープタウンに住む4人の子供を持つ母親が子犬をもらった。生後2週間という生まれたばかりのハスキー犬は母親の母性を大きく刺激、1歳になる自分の本当の息子よりもハスキー犬を常に連れて歩いているそうだ。

「人間の赤ちゃんはお腹がすくと真夜中でも起こされるけど、このパピーは夜ずっと寝てくれる。だけど日中はお腹がすいたりのどが渇いたりすると私のところにくるの。」と犬への愛情が勝っているようだ。

このハスキー犬『ウイスキー(Whisky)』は近所の人からもらったもので、粉ミルクを哺乳瓶に入れてあげようとしても飲まなかったそうだ。このままでは死んでしまうのかもしれないと思った女性は、思い切って自分の母乳をあげてみた。するとウイスキーは母乳を飲み続けておっぱいから離れようとしなかった。無職の母親としては経済的に大助かりということで、母乳を与え続けた。

2月28日、彼女がおっぱいをポロリと出してウイスキーに母乳をあげる姿は周りを驚かせ、ツイッターにも流れた。女性は「ウイスキーに鋭い歯が生えてきたらどうなるかわからないが、今は痛くない。ウイスキーを自分の子供同様ココロの底から愛している。」とウイスキーにメロメロだ。

そこで登場するのが動物愛護団体(SPCA)。団体によると彼女の行為は『ありえない』とし、さらに動物の飼い主に間違った情報を提供していると述べている。「これは虐待のケースではないが、倫理やモラルという点において間違っている」と主張している。

動物への愛情が母乳という形で表れただけだろうが、虐待する飼い主よりははるかに褒め称えられるのではないだろうか。
(TechinsightJapan編集部 近藤仁美)