新語・流行語大賞で「イクメン」で受賞したつるの剛士と子育てパパで知られる土田晃之、中山秀征がテレビ番組で語り合った。
昨年12月31日に放送された「芸能人パパ会トークもってる家族はエライSP」では中山秀征、土田晃之、つるの剛士の3人がMCを務めて各地の名人親子を紹介した。
その中で彼らの子育てについてのトークもありそれぞれの教育方針などが聞かれて興味深いものとなった。
つるの剛士は「イクメン」で受賞した際にも「『イクメン』という言葉が無くなればイイ」とコメントしていたが、この時は『2011年のマニフェスト』として『イクメン廃止!』を掲げた。「夫も子育てに関わるのが当然となれば『イクメン』という言葉は必要ない」ということである。
彼は他の場面でも「子育てだけでなく家事も奥さんと分担する『オクメン』が増えればイイ」とも言っており、夫が家庭全般に関わることをイメージしているのだ。
つるのはテレビ「クイズ!ヘキサゴンII」でオバカキャラとしてブレイクしたことで今は人気タレント、歌手として活躍している。彼は子育てに関して「頭が空っぽの方が夢は詰め込める」と語り、共演者たちから「名言」だと感心されていた。
彼は自分がオバカキャラであることを生かして今を手に入れたように、子どもにも「考え方の切り替えが大切で、その知恵をつけさせたい」と話した。
独特の子育て論を持つ土田晃之は、子どもに勉強は教えられないが「生きる力を教えたい」と語った。例えば子どもが困難なカベにぶつかった時に「くじけるのか? ワクワクするのか?」どう捉えるかだというのだ。土田は子どもに「おら、ワクワクするぜっ!」、「ドラゴンボールの悟空でいこうぜ!」と子どもに言って聞かせるという。
彼は子どもとヒーローごっこをする際も決して負けないそうだ。「おとうは強い」ということを子どもに思い知らせるのである。彼のこうした子育て法で子どもたちはたくましく育っているようだ。
中山秀征は子どもが芸能人になりたいと言っても「勧めない」と言う。「もっと子どものうちに勉強していろいろなことを身につけろ」、「将来何かになりたいと思ったときにそれが役立つ」と話すのだ。
また、子どもを4人風呂に入れると「冬でも汗をびっしょりかくから、俺たちは絶対に太らない」と子沢山パパが子育てに使うエネルギーが凄いことを力説して「子育てダイエットだね」とネーミングしていた。
国勢調査によると4人以上の子どもを持つ家族は全体の1%に過ぎず、彼らは「その僕たちがここに3人いるって凄い確率だよね」と驚いた。しかしそんな彼らも子どもを7人持つ橋下徹大阪府知事を例に出して「神だね」と言うのだ。だが、当の橋下知事自身は「全く子育てをしなかった」と発言したこともあり、なかなか状況は複雑なのである。
(TechinsightJapan編集部 真紀和泉)