1月14日、東ケープ州で1人の男性が殺害された。その容疑者として警察は82名を逮捕した。1人の死になぜこれほどまでの人数が関わったのだろうか。

東ケープ州のビザナという場所で、男性（34）が殺害された。事件の発端は男性が数日前に弟の家を訪れたこと。弟は最近亡くなったのだが、弟の先妻が自宅で複数のボーイフレンドといちゃついているという噂を聞き、そのことを確認するためだったそうだ。

「男性が弟の先妻の家に訪れた日に発砲があった」という近所の人の証言があったが、負傷者はおらず、近所の人も誰がなぜ発砲したのかは全くわからなかったという。

そこで近所の人は相談し、発砲について何らかの情報を得るために1月14日男性を呼び出した。近所の人がいろいろと質問したが男性の答えは要領を得なかったようで、怒り心頭となった近所の人は男性に殴る蹴るの暴行を加え、その場で死亡させてしまった。

警察は近隣の住民82名を逮捕。月曜日に裁判所へ出頭することとなっている。

近隣の人の正義感は、あまり強すぎてはいけないようだ。
（TechinsightJapan編集部　近藤仁美）