結婚69年の91歳夫婦、9日違いで旅立つ「夫の最期、妻は手を握って離さず」…
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12月12日、南アフリカのダーバン南部で警察と男が銃撃戦となり、男が死亡した。この男は50件もの殺人事件の容疑者として3年以上前から逃走していた。
50件の殺人事件容疑者であったマシェレラ・クウェラ(55)は、クワズル-ナタル州で最も恐れられていた男の1人だった。彼の犯罪は主にミニバスタクシー産業に関連したもので、殺人だけでなく、彼の率いるギャングが乗客や運転手に対して、難癖をつけて1000から6000ランドを『罰金』として払わせていたりもした。
事件の発端は、警察のタクシー暴力犯罪チームが『クウェラがリンチを行っている』という情報を得たこと。警察が現場へ行くとクウェラは逮捕を拒否、しかも警察官に対して銃を発砲してきた。放った銃弾は警察官をかすった程度だったが、そこから銃撃戦が開始、クウェラは胸を撃たれて倒れこんだ。クウェラはその場で死亡、そのほかにも3名が銃刀不法所持で逮捕された。
「クウェラは住民を恐怖に陥れていた人物。クウェラの悪口を言って殺害されている住民も多くいる。彼の死を知り、住民たちは盛大に祝っていた」と警察官は述べていた。
クワズル-ナタル州は南アフリカでも殺人事件が多い州である一方、警察拘留中もしくは警察の追跡中に容疑者を殺害する件数が最も多い州ともいわれている。今回の件に関しても警察では「容疑者死亡で50件の殺人事件が解決した」と満足な様子。
無実の人間まで闇に葬られることにならないだろうか。
(TechinsightJapan編集部 近藤仁美)