11月9日、建設現場で3メートルもの地下にいた男性が生き埋めにされて死亡する事故が起こった。皮肉にも現場は命を救うための病院を建設中だった。

南アフリカのフリーステート州、レディブランドという町で新しくMantsopa病院を建設していた。しかし11月9日に働いていた男性が土に埋められて死亡するという事故が起こってしまった。

男性は3メートルほどの深さがある溝の中で、土壌の具合を測定していた。そこへ男性がいることに気づかずパワーシャベルが土を溝に投入し、男性は即死した。

南アフリカの労働省はこの現場での埋め立てをしばらく中断し、事故の調査を行うことを決定した。さらに全ての労働者、雇用者に対して、労働安全衛生法を遵守するよう勧告した。労働省からは生き埋めになった男性の家族へ哀悼の意を示している。

危険を伴う仕事をする場合は、常に最悪の状況を鑑みた予防策を取るべきだろう。英国人新妻殺人事件という大事件の裏で、悲しい事件が起こってしまった。
（TechinsightJapan編集部　近藤仁美）