デヴィッド・ベッカムが米国市民権申請に意欲を見せていることが分かった。イギリス・ロンドンで生まれ育ったことを誇りに思い、英国のトラディショナル・スタイルのPUBが恋しいと語っていた彼だが…。
「LAギャラクシー」への移籍により、2007年からベッカム・ファミリーは本拠地を米国ロサンジェルスに移している。妻ヴィクトリアはビバリーヒルズでのゴージャスな暮らしが気に入っており、ビジネスも順調。3人の息子はNBA「LAレイカーズ」を懸命に応援する、まさにLAっ子だ。
この度ベッカムは、『Los Angeles Times』紙とのインタビューで “いっそのこと米国の市民権取得はいかがですか?” と尋ねられると、こう答えた。
「うん、いつかね。そうなれば最高だと思っているよ。何しろ妻がここを気に入っているし、息子たちは毎日楽しそうに学校に通っている。だったらここに長く居たい、当然そう思ってしまうね。もっとも僕は、米国市民になっても、イギリスで生まれ育った誇りと魂だけは絶対に忘れないよ。」
ベッカムには、親友でもある超人気英国人シェフのゴードン・ラムゼイ氏との共同企画で、パイやマッシュポテト、フィッシュ&チップス、フライドチキンなどを出す英国風のパブ「The Queen Vic」をLAに開店させたいという計画があり、そのことも市民権獲得への意欲につながっている様子だ。
ハリウッド俳優トム・クルーズ夫妻との親交はもちろんだが、今ではミュージシャンの友人も多いというベッカム。プライベートでも、子供らのPTA行事やサッカー教室を通じて友人が増えた。常に天気が良いことや、西海岸の人々のおおらかな陽気さが心地よくなって来たとも考えられる。
それぞれが国際的に活躍するベッカム夫妻のこと、永住権取得には何ら問題はなかったはずだが、さらに米国市民権取得となると、居住年数に関するウルサイ条件の他、「公序良俗に反する行いがなく、米国の社会、政治、経済などの知識がある」なども秤にかけられる。
試合中に中指を立てたり、メディアとトラブったりと、ちょっとキカナイ所もあるベッカム。そして妻ヴィクトリアは、本や新聞を読むのが苦手で有名だ。もっとも揃って税金を一杯納め、高価な買い物をバンバンしてくれるから楽勝かなぁ…。
(TechinsightJapan編集部 Joy横手)