アフリカ発!Breaking News

writer : flynn

【アフリカ発!Breaking News】葬儀で食中毒。3名が死亡。(南ア)

故人を偲んだ後は、軽い食事をして談笑するのが南アフリカのお葬式スタイル。その軽食で食中毒を起こし、3名が帰らぬ人となった。

お葬式が行われたのは9月25日の土曜日。亡くなったツォンツォ・ツァバララさんに別れを告げようと100名以上がヨハネスブルグにある彼の農場を訪れた。その後、数日間にわたり、不調を訴える人が次々と病院へ運ばれていることがわかった。

亡くなった3名のうちのひとりの女性は、葬式後の月曜日に下痢、嘔吐による重度の脱水症状のため病院へ搬送され、ツァバララさんのお葬式のちょうど一週間後に亡くなった。彼女の娘によると、母親は高熱でうわごとを言ったり、そうかと思うと話すことができなかったりを繰り返していたそうだ。さらに体の痛みもひどく、下痢も止まらなかった。金曜日、母親の状態は快復したかのようにみえた。「手足を動かせるようになり、話せるようになったので、もうすぐ退院できると思っていた」という娘。しかし、病院からかかってきた電話で母の死を告げられた。重度の脱水症状により腎臓機能が低下していたそうだ。

町内会の人々は話し合った結果、警察へ通報し、ツァバララさんのお葬式の際の調理人を逮捕してもらうよう要求した。病院側は食中毒治療が5名以上の場合は『集団食中毒』として警察へ通報するという政策により、すでに報告をしていた。

10日以上経った現在でも、病院で点滴を受けている人や自宅療養を余儀なくされている人もいるそうだ。ツァバララさんの妻も病院で治療中だ。
(TechinsightJapan編集部 近藤仁美)