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不衛生のために6人の新生児が死亡したヨハネスブルグの病院があった。この病院ではなんと今年に入ってから181人の新生児が死亡していることが発覚、保健省が調査を開始した。
この病院はヨハネスブルグのムタタ(Mthatha)という町にあるネルソン・マンデラ・アカデミック・ホスピタル。保健省のスポークスマンによると「保健省長官がこの病院を訪問しているが、まだ現状を把握できていない」そうだ。
地元の保健機関によると、181人の新生児の死亡理由は大多数がHIVによるものとみている。これはHIV保持の母親が妊娠中に抗エイズの薬を飲んでいなかったためだそうだ。州の保健長は今回の死亡率を「容認できないほど高い」、そして死亡した新生児には未熟児が多いということを述べている。
統計によると南アフリカは新生児1000人に対し44人が死亡している。これは先進国から見るとかなり高い新生児死亡率だが、アフリカ大陸の中では最も低い。HIV陽性の母親は、赤ちゃんにHIVが伝染するのを防ぐ効果の高い薬を飲んだ方がよいので、産婦人科にできるだけ早く行くべきだと州の保健長は提示している。
南アフリカではレイプなどで10代の若い母親が多い。母親となるべき人は、妊娠の時期から自分の子供を守る覚悟を持って欲しい。
(TechinsightJapan編集部 近藤仁美)