アフリカ発!Breaking News

writer : flynn

【アフリカ発!Breaking News】W杯開催予定スタジアムに請求された仰天の電気代。(南ア)

ワールドカップ南アフリカ大会の試合会場となる「ケープタウン・スタジアム」。そのケープタウン・スタジアムの昨年の9月11日から現在までの電気代請求書が公開された。誰もが驚いたその金額とは?

2009年9月から2010年3月23日までの電気代総額は約283万ランド(日本円約3400万円)だった。ケープタウン市は「スタジアム完成前の電気代は建設費用資金に含まれるという契約を交わしているので、スタジアム完成後に土建業者が市に譲渡した2009年12月半ばからの支払い(155万ランド)に応じる」と主張している。

電気代内訳は9月、10月が約27万ランド、11月が約35万ランド、12月が約31万ランド、2010年1月が約31万ランドとなっている。そして2010年2月には46万ランド、3月が48万ランドと急激に増加している。

南アフリカでは1ヶ月の電気使用量に対して手数料を付加している。つまり電気使用量が多い家庭や建築物は、より多くの使用手数料を払わなければならないことになる。「スタジアム電気代に付加された高額な手数料は尋常ではない、特に9、10月辺りの手数料は実際の電気使用量が反映されているとは思えない」と市の2010年チーム責任者は述べている。

責任者によると、今後はスタジアム管理者がエネルギー消費を考慮してくれるので、現在のスタジアム試験段階よりも電気消費量が少なくなるだろうと見越している。また、スタジアムの輪郭を照らし出す電気には最新のLEDライトを使用しているので、電気消費量も最小限になるであろうと思われる。

南アフリカでは、試合中に時々停電が起こり、試合が中断されることが度々ある。また、本年度末には電気代が増加することも決定している。電気に関して課題は山積みだ。
(TechinsightJapan編集部 近藤仁美)