先週末の南アフリカは30度を軽く超すほどの暑さ。日本と違い湿気のない暑さのため日差しが厳しく、プールや海で体をクールダウンする人々が多かった。そんな中、子供が波にのまれて3人死亡、さらに目を離した隙にプールで姉弟がおぼれて死亡するという痛ましい事故が起こった。

週末にビーチへ遊びに行った子供たち。波にのまれ9歳と11歳の2人が死亡した。また10歳の少年2人も病院へ搬送されたが1人は無事退院、もう1人は安静にしているとのこと。さらに2日後の月曜日、行方不明だった11歳の少年がビーチに打ち上げられ死亡していたのを近くのホテル従業員が発見した。

さらに日曜日、ヨハネスブルグでも子供がおぼれる事故があった。美容師の母親が4歳と1歳になる姉弟をつれて仕事のクライアント先を訪れた。仕事中、姉弟は庭で遊んでいたが1歳の弟がプールに落ちて死亡、それを助けようとした姉も溺れて死亡した。うつ伏せになって浮かんでいる娘と、プールの下に沈んでいた息子を、母親が見つけて病院へ搬送したが、2人とも死亡が確認された。母親は目を離してしまった自分に強く後悔し打ちひしがれている。

南アフリカではプールやビーチで溺れて死亡する子供が後を絶たない。親が目を離すその一瞬で子供の命が左右されてしまう。
（TechinsightJapan編集部　近藤仁美）