アフリカ発!Breaking News

writer : flynn

【アフリカ発!Breaking News】殺人事件の被疑者が拘置所で自殺。彼女の半生とは。(南ア)

2週間前に65歳の女性を殺害し、スーツケースに隠した罪に問われている女性が拘置所で首をつって死んでいるのが発見された。彼女の人生は麻薬中毒から転落していった。

ヘロイン中毒に陥っていたという自殺した女性(24)は、様々なリハビリセンターを数年間渡り歩いていた。2005年8月に6件目のリハビリセンターに入ったときも、3週間もたたないうちに問題を起こし逃げ出したそうだ。11月に戻ってきたときは、ナイフで少女たちを襲い殺人未遂で訴えられ、2週間もしないうちにセンターを追い出されてしまった。結局訴えは無効になり路上に放り出された彼女は再びヘロインを求めることになる。

彼女には8ヶ月になる男の子がいたが、出産後、子供との関係はまったく持っておらず、これは彼女と彼女の母親との関係が悪かったことも一因であるようだとカウンセラーは言う。

彼女が起こした事件というのは、今年の1月19日、マンションに住む女性を殺害し、スーツケースに詰めてベッドの下に隠したもの。殺害した女性の銀行口座からお金を引き出そうとしたことから逮捕に至った。その3日前には47歳になる男性が自宅で亡くなっているのを警察が発見。彼女が何らかの関わりを持っているとして調査を進めていた。男性は麻薬の過剰摂取で亡くなった。彼女が入っていたことのあるリハビリ施設で働いていたこと、さらに彼自身麻薬常用者であり、ドラッグディーラーでもあったこと、そして彼女が男性のお金と車を持っていたことから彼女をマークしていたそうだ。

麻薬常用、窃盗、殺人の果てに留置所で自殺・・・。

薬物カウンセラーは、この女性について「助けられなくて残念だ」と述べている。
(TechinsightJapan編集部 近藤仁美)