アフリカ発!Breaking News

writer : flynn

【アフリカ発!Breaking News】不景気なので堅実に。減少する南アのギャンブル依存症(南ア)

南アフリカ人の依存症といえば、『アルコール・ドラッグ・ギャンブル』に大別される。しかし、the National Gambling Board (NGB)によると、ギャンブルにお金をつぎ込む南アフリカ人が減っているという結果がでている。

今回の調査は南アフリカ大学によって行われたもので、社会経済学と南アフリカ人のギャンブル行動の関係を見ることが目的で、ロト以外の全てのギャンブルを対象に調査された。NGB調査によると、国内での合法ギャンブルはここ10年で発展しきったようだ。2002年や2005年度の調査に比べて、ギャンブル依存症はかなり減っているという結果がでた。

2009年の南アフリカ成人によるカジノのギャンブル頻度は6.3%だった。これは2003年の19.3%、2005年の7.1%から大きく下降している。また南アフリカ人は収入の1.34%をギャンブルに使用しており、これも2005年度の1.7%に比べて下降した。これはカジノでのギャンブルからロトやスクラッチなどへ移行したためと思われる。

ギャンブルをする南アフリカ人の平均年齢は26~45歳がほぼ半数の49%、正社員とパートタイムが49.7%、中学校卒業者が62.6%だった。さらに、ギャンブラーで多いのは女性(63.7%)、黒人(72.8%)が多かった。

ギャンブルは南アフリカのGDPに0.93%貢献している。また、南アフリカ人がもっともお金を使うギャンブルはカジノ(76.1%)、競馬など(9%)、スロット(3.7%)となっている。カジノへ行くと、お酒を片手にタバコを吸いながらギャンブルをしている人が多いが、バーやクラブに比べてマナーを守っているので大きなトラブルが起こらないのがよい。
(TechinsightJapan編集部 近藤仁美)