今年で3度目になる「2009 Ibrahim Index of Governance」。さまざまな角度からアフリカ大陸の国々を調査しているので、アフリカ大陸への旅行を考えている方は参考にしてみては?
これらのランキングは南アフリカのケープタウン大学が行ったもので、携帯会社企業家でスーダン人のMo Ibrahimさんがアフリカのリーダーシップの質を高めるために発案したもの。アフリカ大陸53カ国を対象に、計84の指標を「治安(Safety and Security)」「政治参加度と人権(Participation and Human Rights)」「経済発展性効果(Sustainable Economic Opportunity)」「人間開発(Human Development)」の4つのカテゴリーに分け、点数をつけてランキングをしたもの。
総合第1位はモーリシャス(85,7)、2位はセイシェル(79,8)、3位はカーボベルデ(77,4)。最下位3国は、51位チャド(36,8)、52位スーダン(34,8)、53位ソマリア(16,3)という結果になった。ちなみに南アフリカは68,4で9位、ジンバブエは47,3で45位となっている。
カテゴリー別で見ると、教育、貧困度などでみる「人間開発」では、1位がセイシェル、最下位は中央アフリカ共和国となっている。
一方、「政治参加度と人権」で見ると、モーリシャスが1位、海賊が横行しているソマリアが最下位となっている。
今回のランキングでアフリカ大陸の約27カ国で政治的成長が見られたそうだ。
ところで気になるのは、総合第3位のカーボベルデ。いったいどんな国なのか?
カーボベルデ共和国は西アフリカから約375km離れた場所にある小群島国家。人口53万人で1975年ポルトガルから独立した国だ。降水量が少なく、平均気温26度という乾燥地帯だが、海産物やバナナなどが豊富なリゾート地でもある。美しいビーチと穏やかでのんびりとした人々のいる国といわれている。日本人のいないリゾート地を求めている方は是非。
(TechinsightJapan編集部 近藤仁美)