日本最大級のファッションイベント「第9回東京ガールズコレクション(TGC)」が5日、国立代々木競技場第一体育館にて開催された。会場には秋冬注目のアパレル・ブランドや化粧品、食品などのメーカーが多数協賛し、山田優や長谷川潤などおなじみ人気モデルや“旬”なタレントが多数勢ぞろいした。若い女子の熱気が溢れ、携帯電話によるその場購入でカネが湯水の様に使われる。でもこれ、入場料5000円も7000円も取るってどうよ?
「ファッションショーが金になる!」
この不景気でも、若いギャルたちは「着飾る為に金を惜しまない。」という。就職難で結婚願望が強い昨今、ますます若いうちに着飾って男をゲットしようという傾向は高まっていて、ファッション業界の一部は勢いづいている。そんな若い女性の心理を上手くついて成功したのが、「東京ガールズコレクション」。もう9回もやっていて週明けの朝のワイドショーではほとんどがこのイベントを取り上げていた。
その模様をイベントHPから見てみる。ヒマなおばさん記者。
10代前半から20代前半までがターゲットの若い女性向け雑誌から飛び出した数々の読者モデルたち。彼女達は身長も高くなく、顔も中の上ぐらい。ハーフ系も人気だが、等身大のオシャレができる読者モデルたちは、とにかく若い女の子たちの支持が高い。その代表格で、最近すごい経済効果を発しているのが益若つばさ。記者、この人嫌いだったんだけど、『おもいッきりDON!』のお買い物のコーナー見てからけっこう好きに。しゃべりが上手くて親しみやすい。その他ママタレでは辻ちゃんや、市井紗耶香なんかも出たらしく、今や若い主婦層も“はずせないお客”という事が分かる。
ユッキーナ、アッキーナ、ほしのあき、吉川ひなの、IMALU、若槻千夏、安西ひろこなどバラエティやワイドショーでおなじみの面々から、ベッキー、相武紗季、安田美沙子、香里奈と山田優、ゆうこりんまで大物タレント(男は溝端淳平。)と揃え、あとは西山茉希とか、道端ナントカ(三人いる。)とか、オバハンは顔と名前の一致しない人気モデルさんたちが一堂に会した。
そして、スペシャルゲストと称して(HPに名前が無いので当日まで名前がシークレットだったの?)、俳優の松山ケンイチが出てきたり、珍獣ハンターイモトがきれいになったりと楽しませる。その他杏やらマリエの定番のキレイどころが顔を出し、青山テルマや矢島美容室が歌い、お笑い芸人がしゃべり、水商売風の人気モデルたちも出てきたりと忙しい。極めつけが、小林武史がKAT-TUN赤西仁を引き連れて映画の宣伝。もう、何がやりたいんだか分からない盛りだくさんさである。
最初高いと思ったけど、これが全部見れて(午後2時からよる9時半までと長いが・・・・・。)、マスカラやら靴下などいろいろな企業サンプルのお土産がもらえて5000円じゃ安いのかもしれない。自分より年下の若い子に「行く?」って誘われたら喜んで「行く!行く!」って答えちゃうような(誘われないけど。)東京ガールズコレクション。やっぱり流行っているだけはあって「集客の魅力」は恐るべしなのである。
それにしても有名タレントの出演料は高くても、企業が宣伝できるので広告費でペイできて、携帯を使ったその場セールスでアパレルメーカーはガッポリ儲けるなんて、まったくもって上手い商売を思いついたものである。
(TechinsightJapan編集部 クリスタルたまき)