鼻先を上向きにするトルコの形成手術に「ぶた鼻」「スケートボードランプ」と辛…
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モザンビークから南アフリカへ不法入国した家族。入国した場所が悪かった。彼らが入り込んだのはクルーガーパークの茂み。警察に見つかり母親と逆の方向に走り出した少年はそのまま迷子になってしまった。
「迷子になったとわかった時、ここで死んでしまう、もう誰にも会うことはできないだろうと思った。」と少年は当時の恐怖を語る。
クルーガーパークで迷子になって最初の日の夜、少年は冷えた身体を少しでも温めようと、アリ塚にしがみつくようにして座っていた。少年にとって恐怖の時間は夜。「ライオンの吠える声が聞こえ、他の動物も音を立てていた。周りは暗くて何も見えなかったし、のどがすごく渇いた。」
少年は2日間飲まず食わずで歩き、3日目にようやく川を発見。他の野生動物と共に水を飲んで飢えを凌いでいた。「水を飲んでいると、巨大な象が勢いよくやってきたので怖くて逃げ出した。」
少年はその川へ1日1度水を飲みに行ったが、体力は弱まるばかり。8日目、少年がお母さんの声を聞いたとき、少年は歩くことも出来ないほど弱っていた。
警察によると、逮捕された母親と父親によって少年の捜索願いが出された後、少年の両親と共にクルーガーパークを捜索していた。少年の母親が小高い丘の頂上から少年の名前を叫んでいたら、6回目辺りで少年が現れたそうだ。少年はすぐに病院へ搬送された。
少年の強運もあるだろうが、人間の生命力の強さを感じる。
(TechinsightJapan編集部 近藤仁美)