ケープタウンで24時間以内に3件も強盗が発生。内2件は同じショッピング・モール内。有名ショッピング・モールはもはや安全ではないのか?
今回の強盗は水曜日の午後12時過ぎ、キャナル・ウォークという巨大ショッピング・モールの宝石店がターゲット。5人の男が強盗を働いた。一人がハンマーで店のガラスキャビネットを叩き壊し、宝石を数点掴み逃走。店内には4人の従業員がいたが、けが人はいなかった。被害総額は不明。目撃者は、5人の男がマスクもせず白昼堂々強盗を働いていることに恐怖を覚えたという。
その日の夜11時頃、今度はガーデン・センターというケープタウン中心部にあるショッピング・センターの宝石店がターゲット。屋根から入ってきた強盗は、警報装置を切断後、高価な宝石だけを盗み、また屋根から逃走した。次の日の朝9時前に入ってきたオーナーは、入り口で強盗に入られたことを知ると倒れこんだという。
同木曜日早朝、再びキャナル・ウォーク・ショッピング・モール駐車場で強盗が発生。ショッピング・モールの入り口付近にある銀行でお金を下ろした男性が車内に戻ったところで、ヘルメットを被った男性が銃を突きつけた。男性は現金とトラベラーズ・チェックを取られたものの、命に別状はなかった。
24時間のうちに3件の強盗、しかもキャナル・ウォークに関しては4ヶ月で5度の強盗が発生している。セキュリティ上24時間の監視カメラがついているが、あまり役に立っていないようだ。
同一犯ではないという見方が多いが、はっきりわかっていることは「犯人たちは宝石と現金が好き」ということ。
たくさんの人で賑わうショッピング・センターは安全だと思われているが、白昼堂々の強盗に住民は不安を隠せないでいる。
(TechinsightJapan編集部 近藤仁美)