大切な人との死による別れは胸を引き裂かれる思いだろうが、幼い頃から一緒に過ごして来た相手であれば尚更のことだ。このほどイギリスで、生命維持装置が外される直前の少年を抱擁する少女の悲しい瞬間を捉えた写真が人々の涙を誘っている。『New York Post』『Cambrian News』などが伝えた。
英ウェールズ南部に位置するタウィンの海岸で先月31日、3人の少年少女が水難事故に遭い救急ヘリコプターで病院に搬送された。うち2人はバンガーにあるグウィネズ病院へ、もう1人の16歳少年ブレイク・ワードさん(Blake Ward)はリバプールのアルダー・ヘイ小児病院に向かった。
ブレイクさんは脳に損傷を受けており、生命維持装置でかろうじて命を繋ぐという状態だった。しかし回復が見込めないことから、今月4日に生命維持装置が外されることになった。
彼を愛する人達は悲しみに打ちひしがれたが、恋人である15歳のステファニー・レイさん(Stephanie Ray)の悲しみはあまりにも深かった。
ステファニーさんのFacebookには、今年の2月8日からブレイクさんと交際していることがうかがえる記載があった。幼馴染から恋人同士となって間もない2人にはたくさんの思い出を作ることができたはずだったが、ブレイクさんの生命維持装置が外される日を境にそれが叶わなくなってしまったのだ。
最後の別れの日、ステファニーさんは病院のベッドに横たわるブレイクさんに寄り添って、