『ものまねグランプリ』で初出場のお笑いコンビ・ジャガーズがMVPに選ばれた。彼らが見せたジャニーズJr.のものまねを審査員やMCのネプチューンらも絶賛。ツイッターでは「ジャニーズに革命が起きた気がします!!」と反響が起きている。
日本テレビ系で5月19日に放送された『ものまねグランプリ~なるか世代交代!炎の下克上スペシャル!~』は、約3時間にわたり数々の芸人やタレントが登場してものまねバトルが繰り広げられた。コロッケや山寺宏一といったベテランもいる中で、MVPに輝いたのはあまり知名度のないジャガーズだった。
彼らは“ジャニーズのコンサートあるある”をテーマに、「Hey! Say! JUMPのコンサートで、空中浮遊のワイヤーを付ける動きすらカッコ良く見せるジャニーズJr.」を『Ultra Music Power』、「Sexy Zoneのコンサートで、衣装の早着替えを完璧にサポートするジャニーズJr.」を『Sexy Zone』といった設定で楽曲に乗せてステージを再現する。
兄がジャニーズアイドル役で弟がジャニーズJr.役となり、Jr.が後方でサポートする仕事をしながら笑顔でアイドルの振り付けに合わせる姿を絶妙にものまねした。「タッキー&翼のコンサートで、水を使った演出を完璧にサポートするジャニーズJr.」では『Ho! サマー』の歌の途中でアイドルが水鉄砲でJr.に水をかけるシーンを再現。アイドルが移動した瞬間、床の水を雑巾で拭くJr.のものまねなど実に巧い。
また、「Kis-My-Ft2のコンサートで、おなじみのサプライズを完璧にサポートするジャニーズJr.」では『SHE! HER! HER!』のパフォーマンス中にアイドルがサプライズの準備をする間、Jr.が旗で隠しながら1人でパフォーマンスする場面など、本当にジャニーズのコンサートを観ているような成り切りようだった。
ゲスト審査員の筧美和子が「ジャガーズさんが大好きになりました。ジャニーズJr.さんの仕事に感動しました」とコメントしたところ、ジャガーズは「ぜひ、コンサートに行ってジュニアを見てください!」と大喜び。MCの原田泰造が「おまえらじゃないのかよ!?」と呆れるほど彼らはジャニーズJr.ファンでもある。
北海道滝川市出身の兄弟、ちーやん(38)とジャガーともひろ(33)からなるジャガーズ。ジャニーズがもともとすごく好きで、ジャニーズの一文字を変えてジャガーズのコンビ名にしたというだけに、1997年のコンビ結成当時からジャニーズネタを得意とした。
現在はノーリーズンに所属して活動しており、最近はバラエティ番組でも目にするようになったが、まだ知名度は高くない。その2人が芸歴18年にして、初出場の『ものまねグランプリ』でMVPという結果を出したのだ。親友のホリも「すげえ、苦労してたから…本当にウケて良かった」と感涙。感想を聞こうとネプチューン・原田がジャガーズ・兄にマイクを向けると「Jr.のジェシー君やったよ!」と叫んで、ホリからどつかれた。
放送後には、『ジャガーズ ちーやん(chifumi88148814) ツイッター』で「ものまねグランプリ見ていただいた皆さんありがとうございます!」と礼を述べると、「これからも、皆さんと一緒にもっともっとJrを盛り上げて行きたいです」と結んでいる。常にジャニーズJr.を中心に考えているらしい。
ツイッターには「もっともっとJr.の良さを伝えて下さい! 応援してます!!」、「キスマイのもやってくれてありがとうございましたー、これからも応援してます!」、「その衣装はもしかして手越くんですか? NEWSのものまねもしてほしいです」などの反響があった。「これで、“ジャニーズJr.凄いじゃん!?”ってなってくれたら嬉しいです!! ジャニーズに革命が起きた気がします!!」というコメントも届いている。
近藤真彦や田原俊彦をはじめSMAPやTOKIOなどジャニーズの人気アイドルをものまねする芸人は多いが、その後方で活躍するジャニーズJr.にスポットを当てたのはジャガーズが初めてだろう。彼らのものまねを見た後は、ジャニーズファンならずとも、音楽番組などでこれまで以上にジャニーズJr.に目が行きそうだ。
※画像は『twitter.com/chifumi88148814』のスクリーンショット。
(TechinsightJapan編集部 真紀和泉)