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writer : tinsight-yokote2

【海外発!Breaking News】テキサス大学で起きた「脳の標本盗難事件」、意外な幕引きに批判が集中。(米)

「大学での研究に役立てて下さい」と、大病院から譲られたホルマリン漬けの脳の標本。それを一体だれが何の目的で盗んだのか。米テキサス州の大学から大量の脳の標本が盗まれたとされる事件が、意外な結末を迎えたようだ。

米テキサス大学オースティン校で最近、ホルマリンに漬けられたヒトの脳を納めたガラス瓶が数十ほど見当たらなくなっているとして騒動になっていた。悪趣味な学生が自宅に飾るため、あるいはハロウィンで悪ふざけをするために持ち去ったという説が有力視されていたが、今月2日、大学は意外な形で事件の幕引きを伝えることになった。

脳の液浸標本が保存されていたのは同大学の動物資源センターという施設。オースティン州立病院から28年前に譲られたものであったという。ところが『NBC News』が伝えているところによれば、ここにきてそれは盗難事件ではなく、内輪による不始末であったことが判明した。“犯人”は、大学で職場環境の健康衛生面を管理する職員。同センター研究員らの間で「棚のキャパシティを超えている」、「あれらの標本は保存状況が良くない上、あまり役に立たない」といった声が出ていることを知り、2002年の前後にそれらを処分してしまったというのだ。

ただし、同大学はオースティン州立病院から貴重な脳の標本を譲り受けていた。同大学の時計塔で発生し、46名の死傷者を出した1966年の“テキサスタワー乱射事件”の無差別殺人犯、チャールズ・ホイットマンの脳である。ホイットマンの場合、扁桃核にクルミ大の腫瘍が見つかっていたことから、猟奇殺人犯の脳に関する貴重な標本だと言われていた。「それを失った可能性があるのでは」との指摘に対し、大学側の返答は「まだ調査中」とあいまい。内外から管理がずさんといった批判が出ている。

※ 画像はwfaa.comのスクリーンショット。
(TechinsightJapan編集部 Joy横手)