海外発!Breaking News

writer : tinsight-yokote2

【海外発!Breaking News】エボラウイルス流入の可能性20%前後と英米は警戒。「焦点は今月下旬」

患者数が減少傾向といった報道がいまだなされない、西アフリカにおけるエボラ出血熱の流行。欧米ほか世界各国が同ウイルスの流入を水際で食い止めるべく対策に追われている。そんな中アメリカやイギリスでは、医療機関が把握しない形でのウイルス流入の可能性がグンとアップしていると報じ、一層の緊張が走っている。

エボラ出血熱による死者がついに2000人を突破したことが報じられているが、保健医療や開発事業などのために西アフリカに渡航しなければならない人々はいる。そこで当然のように出ていたのが、「エボラウイルスはいつかわが国に持ち込まれるであろう」という不安の声である。これについてアメリカの国営ラジオ放送『Voice of America』が、最新データとして9月1日~22日までにエボラ出血熱ウイルスが不意に米国に持ち込まれる確率というものを紹介。それはWHO(世界保健機関)が発表する感染状況のデータ、旅客機やその利用客といった空の旅のデータ、そこに様々な感染シナリオを重ね合わせたもので、9月1日の確率は5%であったが22日には18%にも上がるという内容であった。

一方で、日本の厚生労働省は8月に「エボラ出血熱に関するQ&A」として、日本国内で流行する心配について、“患者への直接接触で感染すること、流行地域がアフリカに限定されていることから、通常の日本人旅行者が現地で感染するリスクは非常に低いと考えられる”と説明。医療体制の充実や清潔な生活環境から考えても、日本国内での流行はまずないであろうという線で落ち着いていた。

ただし、このたびのエボラ出血熱の自然宿主であると考えられているオオコウモリを食べる習慣が中国にある。行き来の激しい隣国でこの伝染病がアウトブレークを見た場合には、空気感染はないとはいえ、日本も「そんなに心配する必要はない」などとは言っていられなくなるであろう。ちなみにイギリスで不意にウイルスが流入する危険性については、今月末までの確率は25~28%と『Euronews』が伝えている。この数字を多いと捉えるか、まだ大丈夫と捉えるか。「水際封じ込め作戦」が真に効果を発揮するよう祈るのみである。

※ 画像はイメージです。
(TechinsightJapan編集部 Joy横手)